Sさん、第一志望合格おめでとう。
今まさに桜が満開の千鳥ヶ淵を通って武道館の入学式に参列されていることでしょう。
こんな晴れやかな日はないと言ってよいほど、恵まれた入学式ですね。
やはり努力はこのような形であらわれるということを改めてお思います。
Sさんは今年が再挑戦でした。
お母さまと報告と挨拶に来てくれた席で
ちゃんと勉強しているのかどうか不安だったというお母さまの言葉に
「(勉強を)やったから受かったんだ」とSさんは返し、私は思わずメモを取りました。
「ちゃんと勉強すれば受かるんだ。と思いました」
「(スマホの合否案内を) 何回開いても合格している」
やはりご本人も不安だっと思います。
だから合格してからも「本当に合格したのかしら?」とスマホの合格画面を確かめてしまうという
受験生の心情が凝縮されている言葉だと思いました。
中一から6年間+1年、そしてお兄さんの在塾期間を入れると
2014年のウィングローブ英語塾多摩センター校が開講した年から11年間通っていただいたことになります。
お母さまには大変お世話になりました。
そして保護者の鏡として、私も同時期に中高生の受験を抱えていたので
保護者としての心構えをいろいろ学ばせていただきました。
お母さまからのお言葉で、英語だけではない5教科音読道場を始めました。
「単語道場」「声を出す!」の張り紙も、書家として筆で書いてくださいました。
上のお子さんHくんがが、私立中一年の時に
「学校が・・・・」と言って、ウィングローブの宿題ができないようなことを言ってきたときに
「私は生徒さんからの「学校が・・・」という言葉は聞きませんよ。学校に振り回されていたら英語できるようにならないと経験で分かっているから。これから「学校が・・・」というなら他の塾に行って下さい」
と厳しいことを言いました。そしてすぐに保護者に伝えました。
「厳しいことを言ってしまいました。やめたいというかもしれないです」
それが、お母さまは
「先生!どんどん言って言って!大丈夫です。やめませんから、先生についていきますから」
それから一年後、お兄さんは学年154番から首位になってしまいました。
勉強すればできるようになると英語を通じて知ったので、他教科も勉強するようになり
どんどん成績が伸び、学年で総合トップクラスになりました。
それを見てきた妹のSさんは何も疑わずに7年間私についてきてくれました。
季節の企画、単語道場、音読道場、英文法トレーニングに一度も欠かさず兄妹ともに参加してくれました。
参加者が一人の時もありましたが
「私は、特待生になり授業料払わなくていいのです。だから今年も特待取りたいから音読道場頑張ります」
と言ってくれました。
ウィングローブの授業は、もちろん皆勤です。
「欠席しよう」という考えは浮かびもしないようです。
そこまでもってきてくれたのは、お母さまのお力があります。
この度、下のお子さんの御卒業により
お母さまが、アドバイスを書いて下さいました。
有難いお言葉です。
下に添付させていただきます。
ウィングローブの在校生の保護の方に私から伝える事があるとしたら
・ウィングローブのレッスンは絶対休ませない。
(中間、期末の日程は事前にわかっているはず。他教科の勉強は事前準備できる。ウィングローブを休む選択を子供に与えない)
・単語道場は絶対参加
私がしてきた事はこれだけです。HもSも休みたいと言った事は無かったと思います。
これを当たり前にして下さいとお伝え下さい。
一見、お子さんの言うがままに休ませてあげると
「お母さんは理解がある」というその場のお子様からの評価が上がるかもしれませんが
お子さんは次のレッスンの前に朝から、ひどい時には前日から
「どうしよう、どうしよう。明日行きたくない。休もうかな。宿題やってないし・・・」
と悩みだすかもしれません。その時間がもったいない。
「休まない」と決めた方が、余計なことを考えなくてすむのです。結果お子さんのためになるのです。
「厳しいな~」「可哀そうだな~」と思われる方もおられるかと思いますが
私は、行きたい学校に行けない方が「厳しいな~」「可哀そうだな~」と思うたちなので
Sさんのお母様と同じで休ませない保護者でした。
桜満開のこの日
次に続く生徒さんたちにエールです。
今年、多摩センター校から
大学受験生一名
高校受験生一名志望校に合格されました。
良い新生活を送ってください。
ウィングローブ英語塾
多摩センター校