12月18日(金)
指導者講習会があり、京王線で明大前乗換で渋谷に向いました。
満員電車に揺られながら、ふと振り返えると離れたところに粋に髪を結いあげた和装の女性が立っていて
気がつくと娘の同級生のお母さんでした。
明大前付近で、少し乗客をかき分けて私に名刺を渡してくれました。
三味線演奏 長唄今藤流 今藤政智
1月1日(金) 13:00~14:30 Eテレ ”世界に届け日本の伝統芸能” とメモが添えてありました。
私も明大前で降りるので渋谷まで同行させてもらいました。
NHKに番組の収録に向うとの事でした。
普段、保護者会で見ているお母様の顔ではなく一人のプロである姿を見せていただき
私も背筋が伸びる思いがしました。
会話の中で、日本の伝統芸能は継承者が少なく、三味線の上手な若者は今は外国人が多いのだと聞きました。
勿体ないですね。
私も茶道と華道をかつて習いました。
そして我が子には武道を何かしたら?と言い続けていました。
しかし、サッカーやバスケットにしか興味を持ちませんでした。
それが中三の夏にアメリカにホームステイをした時にホストブラザーが空手をしていて
一緒に道場に連れて行ってもらってから、
「武道を何かひとつ!」と言われ続けた意味がわかったらしく
帰国後、高校の柔道部に入り、黒帯まで行きました。
日本人として、日本の芸を身につけると、一目置かれます。
英語以上に自分を助けてくれることがあります。
今藤さんの所作に日本女性としての凛としたものを感じました。
朝から思いがけない会話を交わしながら、アッという間に渋谷に到着し
NHKに向う今藤流の三味線のお師匠さんの背中を見送りました。
元旦の放送が楽しみです。
2016年1月1日 NHK Eテレ 13:00~14:30
『世界に届け日本の伝統芸能』
2016年2月28日 NHK Eテレ
国立劇場収録 『芸の真髄』
三味線演奏 ”島の千歳 “