11月、多摩センターの紅葉は素晴らしい色つきになっています。
お陰さまで多摩センター校は開講からこの11月でまる8年、英語塾を続けてくることができました。
日頃よりご理解とご愛顧をいただきまして、ありがとうございます。<(_ _)>
そんな開校記念月の今週の授業風景をお伝えします。
水曜日は、前半が中学一年生、後半が高三生となっています。
高三生は単語熟語の精度を上げて来たので、
2学期から単語帳に書いてある意味を全部言えない場合は合格にしていません。
または、単語数を増やし一冊からとか500個から10題のテストに切り替えています。
すると、精度を上げてきたとはいえ不合格者も出てきて追試を受けにくる生徒も出てきます。
高三生は、前半の中一生の時間に早々と来て、教室の隅でブツブツ単語を唱えています。
そして、中一生の授業の切れ間に、申し訳なさそうに追試を申し込んできます。
中一生が全員息をひそめて見守る中、
「1から500でお願いします」「1から1900でお願いします」と言ってきて
この単語数から無作為に選ばれた10個に答えていきます。
そのスピードたるやお見せできないのが残念です。
しかし、この幸運な中一生達はその目で見て、耳で聞いています。まさにライブです。
高三生がすべてに答えて合格したあと、中一生一同顔を見合わせていました。
「すごいでしょ。神業だよね」
と言いながら単語帳をその高三生に返し中一生の授業に戻ります。
このような異学年からの刺激、
特に人生かけている高三生を目にすることは下級生にとって大きな刺激になると思います。
現在の高三生も中学生の時から、そういう高三生を見てきました。だから今があるのだと思います。
後半の高三生の授業では終了前に卒業生を呼んで
2014年の受験生から2018年の受験生に向けて熱いメッセージを届けることができました。
高三生からも、現実的な質問が飛んできました。
「センター日本史は何割を目指し、実際何割でしたか?差し支えなければ教えてください」
「日本史の勉強でこれは失敗だった。この勉強は成功だったというのがありますか?」
「一問一答」の1ページに、だいたいどのくらい時間をかけましたか?」
「英語がもっとわかるようにするにはどうしたらよいですか。一問一の覚え方はありますか」など様々。
卒業生からは
「10割目指して8割5分、これは期待以下の結果でした。しかし私大はこの一冊でほぼ完ぺきでした」
「山口先生にやりなさいと言われたことをすべてやりました。失敗した勉強は一つもなかった」
「一問一答は、答えられなければすぐ答えを見て、次々と進めた。
受験までにする回数から逆算して一日に何ページをやるか決めてやっていた」
「英語は受験勉強にはいる前に基礎精講を4周していて、受験まで続けた。この一冊で受験を乗り越えられる。
一問一答を覚えるのに覚えかたはない。どこかに魔法があるわけではない。
とにかく繰り返せば覚えられます。質ではなくて量です」
最後に、「勉強とは思わずに作業だと思ってやれば気が楽かもしれない」
という言葉を残して去っていきました。
先輩としてかっこをつけることなく率直に答えてくれたのが良かったと横で聞いていて思いました。
あとで、卒業生にお礼をいうと、「量は始めは大事だけれど最終的には質です」と言っていました。
これもしっかり伝えておきます。
開講まる8年、ブログに書ききれないドラマが続いております。
「あ~講師になって良かった!」 (^v^)