昨年の話になりますが、12月17日にパルテノン多摩の会議室に行った単語道場に
2020年卒のMさんが試験監督に来てくれました。
コロナの影響で丸4年間、オンラインでやっていた単語道場でしたが
2023年の卒業生を送るときに、卒業生の一人からこう言われたのが再開のきっかけです。
「私は多摩センター校の単語道場が大好きでした。
自分が中学生の時に、高校生が難しい単語を一生懸命覚えているのを見て、聴いていたので、
コロナになってしまってすべての授業がオンラインになっても
自分は、あの時の高校生の姿を見ていたから、単語を覚えることができました。
是非、これからの生徒さんにも対面の単語道場を続けてあげて欲しいです」
コロナで高校入学時から学校に通えずコロナの影響を丸々高校の三年間受けた学年からの言葉でした。
この言葉に心を動かされ、また反省もあり、4年ぶりの単語道場を対面で再開することにしました。
試験監督は、在塾中に「単語道場の試験監督をしてみたい」と書いてくれたMさんに
連絡したら快諾してくれました。
Mさんは卒業してから最初の英検で準1級が取れたと連絡をくれて、
成人式には振袖姿も見せに来てくれました。
就職も日本の大手産業の一つに内定をもらっていました。
凛とした女性になっていました。
Mさんについてお話させていただきます。
小学6年生の春休みに多摩センター校の第一回単語道場から参加してくれて、
当時私の中2の娘がリードして英語の絵カード取りなどに盛り上がりました。
本当にかわいい6年生でした。
中1の一学期の初めての定期試験前に
「中1の定期テストはまだアルファベットを書いたり、簡単な文章だから100点を取るチャンスがあるから
100点取るんだと思って勉強してみてね。中2からは学校の先生も簡単な問題を出してくれなくなるからね。
中1の初めての定期テストはチャンスだからね」とプレッシャーをかけました。
その後、結果を聞いてみると「86点」という返事がきました。
当時12歳のMさんの顔には、今でもはっきりと覚えていますが悔しさが滲んでいました。
それからMさんの快進撃が始まりました。
中2どころではありません。高校生になっても定期テストで100点を取ってきました。
あの初めての定期テストの悔しさは、Mさんのバネになったのだと思います。
Mさんを筆頭にウィングローブの3人の生徒が公立中のトップスリーを守り通してくれて
総合一位の同級生がどうしても英語はMさんを含む3人に勝てないということで
「一体、彼女たちの塾では何をしているんだ?」と興味を持ってくれて中三から入塾してきたほどでした。
再会したときにMさんが話してくれました。
「あの時に暗唱したテキストのお話は今でも言えるんですよ。
この間、友達に聞かせてあげたら面白い話だと言われました。
ちゃんと今でも通じるみたいです(笑)」
今回の単語道場では、単語熟語のテストに合格するとMさんが
「よし!」
と言ってくれて、それを聞きたくて在校生がみんな頑張っているように見えました。
私は、一人ひとり、声を出しているかどうか確かめて単語の覚え方を伝授しながら回ることができました。
参加生徒の反応もとても良かったです。
卒業生に来てもらって本当に良い単語道場になりました。
Mさん、また試験監督に来てくださいね(^^)/