8月6日(火)に
出口式みらい学習教室 多摩愛宕教室
ウィングローブ英語塾 多摩センター校主催の講演会を行いました。
カリスマ現代文講師 出口汪氏をお招きして「英語を伸ばすには、まず国語から」というテーマに
パルテノン多摩第一会議室の最後部の座席まで埋まる大盛況な講演会になりました。
一時間半に及ぶ講演と、質疑応答に応じてくださいました出口汪先生、ありがとうございました。
そして、大変暑い中、足をお運びくださいました参加者の皆さんに御礼申し上げます。
参加者の感想の一部を紹介します。
・国語ができるようにするために、私も学校の先生などに相談したことがあったけど、実際に「本をたくさん読みなさい」や「新聞をまとめなさい」と言われても、最初はやっていても長続きしなかったり、本当にこれをやっていけばできるようになるのか疑問に思っていたけど、今回の話を聞いて出口先生の本を使って論理的に文章を読んで行こうと思った。国語の先生に重要な所に「線を引け」と言われてもどこが重要か分からない。(高2)
・英語の学習と対比させながらの説明がとても分かりやすく参考になりました。(英語講師)
・国語の勉強の仕方がわからず、子供にどうやれば国語を伸ばしてあげられるか、すっと分からなかったので、今日そのヒントが少しわかった気がします。(小学生の保護者)
・国語が苦手で学校の先生に尋ねたところ新聞を読んだりたくさん問題集を解いた方がいいとすすめられましたが、出口先生は論理的に考える事がとても大切とおっしゃっていて、まずは論理的に考える努力をして行きたいと思いました。主観的な自分を入れてしまって要点を意識して解いていなかったことに気がつきました。(高2)
・国語は教えられないと思っていたので目から鱗でした。娘との関わりに活かしていきたいと思いました。(小学生の保護者)
・英語力を上げるには日本語をまず学ばないといけないと聞いた時、驚いたけれど、講演を聞いた後とても納得できた。国語には苦手意識を感じていた。日本語を論理的に学ぶことによって英語力が上がる。そして漢字を語彙として考えれば課題は解決するかもしれない。今回と同じような教育や勉強の仕方、仕組みについても説明会があったらまた参加したい。(高1・帰国子女)
・出口式の問題集を購入して親子で取り組んでいたので、実際に先生のお話を聞けたことは貴重でした。読んでいたことを先生の口から聞くのはインパクトが違いました。子どもの論理的思考力の欠如をなんとかしたいです。(小学生の保護者)
・英語が好きなのに、伸びない理由が日本語を論理的に扱っていなかった事、思考力や国語の大切さが分かりました。語彙力をまず伸ばしたいと思います。(小中学生の保護者)
・要点と飾りの考え方は、普段英語の授業で使っていましたが、「具体と抽象」というのは新鮮でした。国語力が無いため、英語を和訳しても内容が理解できない高校生をどうするかが現状抱えている問題と課題です。(英語講師)
・今回このような講演を初めて聞きました。どんな内容なのか?子供向けの内容だと思っていたのですが、大人の私でも目から鱗のような話がたくさん聞けてとてもためになりました。子どもは長文問題になると集中力が切れて、問題を解くのがやっとです。頭の中をきれいに整理できると良いのですが。(高校生の保護者)
・なんとなく漠然と感じていたことを言葉にして頂き、自分の中で腑に落ちた部分が多く有用な時間でした。中一の子供の学校の授業がAll English で苦戦しています。小2の子供は作文等、文章を書くことが難しいようです。(小中学生の保護者)
・他者意識に欠ける日本人。AI時代にこれから必要とされる力のお話が興味深かったです。ちゃんとした国語教育がされていないこと、これから増えるであろう外国人労働者の指定の国語教育も問題です。(英語講師)
・国語と英語の他者意識の違い、文章体験のない生徒に本・新聞を読めと言っても無駄という事など目から鱗でした参考になりました。英語を教える中で、現代文が苦手という生徒が多いのが問題であり課題です。(英語講師)
・国語の学び方の指針が得られました。
・大人も子どもも学ぶ時代、学び方を間違えずに本物の力をつけていきたいです。勉強になりました。子どもたちが苦しくなく楽しく学べるように成長して欲しいです。(年中の保護者)
・今まで英語と国語については別物として考えていたが今回つながっていることに気づかされた。今まで国語に関しては色々考えずに勘で解いていたので論理的に考えてみようと思った。(読書習慣のある高3)
・お話がとてもわかりやすかったです。漠然としていた国語の世界がくっきりとしたように思います。現状として抱えている問題は、国語学習の勉強の仕方が分からないということです。(英語講師)
・とても勉強になりました。私が学びたいのでDMMに足を踏み入れられるように頑張ります。小2の子どもがおりまして、出口先生の「はじめての論理国語」などを使ったところ、学校の聞き取りテストの点数が上がりました。これから漢字もやってみます。
・社会人になっても日本語で論理的に考えているか、出口先生に問題を突き付けられた気がしました。大学受験生にどうやって国語の学力を受けさせるか指導できないことが問題であり課題です。(英語講師)
・いつも英語を教えながらぶちあたる国語力の壁について再考することが出来、興味深かったです。教え子の中学の国語の教師に「どうやって教えるの?」と聞いたら、あまり核心的な答えがえられませんでした。「要点をはまとめる」という作業ができず、端から訳してしまう生徒が多く、察してもらうことに慣れすぎて単語だけで話す生徒が増えているのが現状です。(英語講師)
・子どもが語彙を学ぶには、漢字をやるのが良いという話、漢字を学ぶ時には、書きとりよりも意味を理解していることが大切だと知りました。他者に伝える言語力を身につけたいと思いました。国語が苦手な小学生の子どもどのような動機付けで学ばせようかと思っています。(小学生・高校生の保護者)
・これから社会に出ていく中でこのままではいけないと危機感を持つことができた(高3)
以上がいただいたご感想の一部です。ありがとうございました。
国語は私たち日本人にとって、空気や水のような存在で普段意識して話したり、聞いたり、読んだり、書いたしていませんが、そのルールを知ると知らないでは、吸収が全く違ってくるのではないかと思いました。
文の”要点と飾りの言葉”と出口先生はおっしゃいましたが、私の英語教室では”文の要素と修飾語”と呼んでいます。
この言葉一つにしても、文の”要点と飾りの言葉”と言われた方が、胸にスーッと入ってくる感じがしました。
講演の翌日から、出口式の体験レッスンをさせていただきました。
4歳の可愛いお嬢さんと、猫と雀の話を教材にお話をさせていただきました。
「すずめさんが、つついているものは何?」
と問われて絵を見ても麦を見たこともない4歳には麦と応えられるわけがありません。
しかし、ここで”つつく”という動詞と、その絵の“麦”という名詞に触れる事が出来ます。
「麦はね、パンの材料になるんだよ」と教えてあげると
次に「すずめさんが、つついているものは何?」と聞くと
「パンのざいりょう!」誇らしげに答えてくれました。
こうやって言葉が増えていくのだなと大人の方が気付き、お母様と一瞬、はっと目を合わせてしまいました。
次に、来年度に英語教室の方に入る予定の小学6年生の出口式の体験レッスンでした。
日本語の文を主語と述語と目的語に分ける(英語学習とそっくりです)
飾る言葉と飾られる言葉に→を入れる。(形容詞と副詞から修飾する単語へ)
そして漢字をやりました。
「祝日」祝う日
「祝勝会」勝ちを祝う会
「参考書」ある目的のために行って、考える書
「海水浴」海の水を浴びること
もう楽しくってやめられない。
熟語を訓読みに分解するだけで、なあ~んだ簡単という声が聞こえてきそうな反応がありました。
他には
「僕は夏が好きです。なぜなら~」と語ってもらったあと
反対に、「夏が嫌いです。なぜなら~」と逆の立場から想像して話を作ってもらうこともしました。
小学6年生男子の夏が好きな理由には、笑ってしまいました。
「クーラーが涼しくて気持ち良いから」だそうです。
思いつきませんでしたが、言葉にされるとその通りと思いました(笑)
欧米では、小さいときからディベート訓練のようなことをしているのではないでしょうか。
日本人は、「はい」と応える事が良しとされ場面で
欧米では、「Why」と応えるのが主だとか・・・
早々に出口式みらい学習教室の方にも入会希望も頂き、
9月から、出口式みらい学習教室 多摩愛宕教室を正式に開講します。
英語教室の生徒さんにも、普段英語の構造を分析するように、日本語の文章を使って構造分析など行なっていこうと思います。
9月が益々楽しみになってきました。
良い夏でした。
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mirai.winglobe@gmail.com