オンライン授業になってから、地方都市の小学1年生を持った若いお母さんから入塾の希望をいただきました。
しかし、小学生クラスは現在持っていないので、お断りをするしかありませんでした。
非常に教育熱心なお母さんで、現在の英語教育、そして教育全般に興味を持たれていて
個人的にもお話するようになりました。
そのお子さんが今年から小学2年生、下のお子さんが幼稚園に通われているということで
英語や教育以外の相談を受けました。
上のお子さんは、”かきくけこ” ”さしすせそ”が年中の時にうまく言えなかったそうです。
それで、「ことばの教室」に半年ほど通ったそうです。
今は治っているそうですが、話し方は癖になると治すのに時間がかかると言われたそうです。
早めに何とかしてあげてよかったと書いていました。
専門家に見せるというのは、本当に大事なことだと思います。
幼稚園では「様子を見たほうがよい」と言われていたそうです。
「専門家のところに連れて行ったお母さんは偉い!」と私が言うと
下のお子さんの相談を受けました。
家では話すけれど、幼稚園では全く友達とも先生とも話さないそうです。
誰に聞いても「様子を見たほうがよい」と言われるのだそうです。
私は「専門家に見せた方が良い」ということと過去に我が子を専門家に診てもらったことも話しました。
すると若いお母さんは、すぐに言語聴覚士のところに連れて行き
”場面緘黙”と診断されて、治療を開始したそうです。
私も、我が子の箸の持ち方が悪かった時に、いつか直るだろうと思ってしまっていたところへ母から
「今、直さないと一生直らないよ」と言われて、慌てて対策したことがあります。
この若いお母さんとの交流で、
「様子を見てください」という、その時は一瞬ほっとする言葉をうのみにしてはいけないかもと思ったのでした。