我が子が通った”青空幼児村”という幼稚
園は、園舎がなく、写真のような雪の日も
一日中外で、走りまわっていました。体から湯気が立っているのが見えるくらい。
“冬がこどもを強くする”
と幼児村の先生が言っていました。
お弁当も外で食べる。かじかむ小さな手で箸を握って
ちいさな歯も寒さのためにガチガチと音をたてている。
でも、そういう間にどんどんこどもは強くなっている。
“冬がこどもを強くする”
その言葉を受験生を持つようになってから、特に高三生を送り出したあとに思い出します。
教室から見える桜の木は、この時期、凍てつく寒さに耐えていますが
この冬があって、毎年綺麗な花を咲かせます。夏の青葉が吸った栄養を体の芯に蓄えています。
1月31日、21時51分は、皆既月食で、
ラストレッスン終えた高三生と冷たいベランダに立ち
赤い月を仰ぎ見ました。
翌日から彼らは試験会場に向かうというのに、いつもと変わらずやってきて
残していた追試も、すべて合格して
いつもあたり前のように机を囲んで切磋琢磨してきた仲間と別れ、
それぞれの道へ出発して行きました。
あれから一週間、
そろそろ疲れも出てきていると思うけれど
この冬は、あなたの人生を必ず強くする。最後の一秒まで諦めないで合格ににじり寄ってください。
そして保護者の皆さん、もう試験に行かなくていいから家にいていいからと
思うかもしれないけれど、(実際私はそうでした)
お子さんは、思っているより絶対強いです。安心して送り出してください。
頑張れ!大学受験生!