7月31日(金)8月1日(土) 基礎精講文法セミナー
多摩センターの高校生は延べ8名が参加してきました。
私も講師として二日間参加してきました。
やり方は画期的です。
生徒と講師が膝を突き合わせて3分間、10問勝負です。
生徒は講師の前で、その場で示された10題に答え、なぜその答えになるのか口頭で説明しなくてはなりません。
説明までできて、高三8割、高二6割、高一4割合格で次の章に進みます。
すんなり答えられたとしても、その後に講師から突っ込まれます。
その突っ込みに答えられない時は、なんと
「な~んだ、まぐれ当たりだったんだ~」
と講師の冷ややかな言葉を浴び
次の自分の番の3分間まで15分間、必死に解説を読み、
自分の言葉で説明する準備をします。
それを昼食休憩のみで7時間続け、二日間に及びます。
そんな過酷なセミナーにもかかわらず、生徒はリピーターが半数以上。
今後はもっと増えていくでしょう。
春の当セミナーに参加して
「基礎精講で頭が整理されました」と言った多摩センター校の高3女子が
1章から17章までを2周して3周目の後半までいきトップでした。(^^ゞ
多摩センター校の高一生も二日間参加しました。
ほとんどが高3生の中、頑張っていましたが
基礎精講は、”基礎”と書いてあるので、油断しますが、
「この嘘つき!!!」と投げたくなるほど難しいものです。
しかし、長い英語習得への道を思うと、本当に基礎だったのだと思える日が
「やった者にだけに来る」という大変すぐれた書物です。
それを高一入りの生徒が取り組んでいるのを見て、
正直なところ、痛々しかったです。
「明日は来なくていいよ」と喉まで出かかりましたが飲み込みました。
そして、二日目も元気に出て来た声が聞こえた時は、心から安堵し嬉しかったです。
翌日、お母様からメールがありました。
「娘がセミナーから帰って来て、
『わたし、基礎精講セミナーに参加して少し頭が良くなった気がする』
と言っていました」
と報告してくれました。
講師の私から「無理かも」なんて、これからは絶対思わないと心に誓いました。(>_<)
さて、私も今回で3回目、6日間の基礎精講セミナーの講師をしてきましたが
その収穫はとても大きいのです。
昨年、N先生から
「先生は説明しちゃダメ! 日本語で書いてあるんだから、読めばわかるんだから!」
と言われました。
この一年、その言葉を実行したお陰で多摩センター校の生徒の英語力がぐんと伸びました。
今、私が常に考えている事は、説明ではなく生徒に投げかける質問です。
基礎精講セミナーは、ベテランの先生の生徒への質問を盗みとれる場所でもあり
私が足しげく通っている理由はそこにあります。
現在、多摩センター校の生徒は、私に手とり脚とり教えてもらえると思っていなくて
「どっからでもかかってこいよ」状態になるために必死に解説を読むようになりました。中学生も、もちろんです。
私と対面した時は、まさに勝負の時です。
生徒は先生の説明は、聞いた時点で忘れますが
質問されるのは大好きで耳を凝らして、目を輝かせて聞いています。
覚えたことは、聞いて欲しいのです。
知らない事は聞かれたくないのです。だから必死に覚えます。
これは答えられないだろう!と重箱の隅をつつくような質問をしても
あっさり答えられた時は、心の中でガッツポーズをしていることでしょう。
「ヨッシャー!」
これは全部、基礎精講セミナーの効用でした。(^-^)