語学教材会社、COSMOPIER 主催のセミナー(5/9) に参加。
内容をご紹介します。
TOEFL :
非英語圏の出身者が、北米など英語圏の大学、大学院などに入学する際に用いられる英語力テスト
日本国内でも、大学内の単位認定、入試の優遇、海外派遣選考などで利用されている。
プレゼンターは ”最強の TOEFL iBT入門“ 著者、神田外語大学講師、上原雅子氏。
TOEFLのテスト形式の変遷、現在のテスト形式 Internet-Based Testing (iBT)
の構成とその攻略法をレクチャーされた。
TOEFL iBT は テストセンターでInternet に接続されたコンピューターに向かって受験する。
その構成は、
Reading
Listening
Speaking
Writing
の 4技能を測り、
Reading + Listening + Speaking など複数の技能を組み合わせた
Integrated Task を含む。
小手先だけでは得点に結びつかない本当の英語力が求められる
Readingの内容はACADEMICなもので、
米国大学の一年生教養クラスの教科書(天文、科学、芸術、生物、気象学 など)から出題され、
時事では無い。普段から (日本語でも)中学までの教科書の知識を深めると良い。
また、受験会場に到着順からコンピューターに向かって各々受験するので、
後ろを人が通ったり、Listeninngをしている時に隣がSpeakingをしていたりと
集中できないこともあるなど、現場でなければ知らない話など盛りだくさんだった。
Readingでは量が多いので、内容の枝葉を落として幹を見る訓練を日頃からする必要があるが、
文法、語彙など土台となる基礎を作ってからでないと、テクニックを磨いても無駄であるなど、
語学学習の基本をしめしてくれた。
英語圏大学の求める iBT スコアは(120点満点で)
大学院 : 105 ~ 110
大学 : 80 ~ 100
短大 : 64
TOEFL ITP : 1964年から2007年まで実施された筆記テストであるPBTの問題を再利用して
日本の大学で、能力別クラス編成や内部進学に利用されている。
Reading と 文法力を問われる。
留学などの公式スコアには利用できない。