文科省が新型コロナウィルス感染症対策のための学校休校に関し、公立小・中・高校に学習指導の取り組み状況を調査した結果をまとめている(4月16日時点)。それによれば「同時双方向型のオンライン指導を通じた学習指導」をしている学校は、回答した学校のうち「5%だった」そう。LINEが私立高校生に調査した結果によれば、私立では26%(4月15日時点)とのこと。
ただ、5月になって準備が整い始めた学校がある。Googleを利用した授業が「始まった」もしくは「始まる」という話を生徒何人かから聞いたのでこれらの数字はおそらく今は上がっているはず。ただし依然として、双方向ではなく一方通行の講義型や「プリント、課題」という学校もある。
例えばウィングローブ英語塾の私のクラスではこんなふうにウエブ会議システムを使いライブ双方向型のオンライン授業を行っている。
◆高校生の授業:1クラス数人 1人ずつ順番に指導(普段の授業と同じ)
《毎週の課題》
単語・文法の宿題: 画面上に問題を共有しテスト
《前回の復習》
授業前に前週訳を生徒がメールで提出 → 先生は添削して送り返す
シャドーイング課題 → アプリで授業前に提出
《今日の授業》
前週分復習: 英文を画面共有 → 口頭で
文構造チェック:生徒が書いたものを共有 → 画面上で赤入れして指導
問題等:口頭でチェック、指導 など
生徒もスキルが上がり、写真をとって共有するのに慣れ、ミュート、時々切れてまた入ってくるとか、他の生徒の声が聞こえないよう調節したりなど対処している。
結果、普段とあまり変わらない方法で授業を進められているし、また、実際、進度もいつもと変わらない量をこなせている。
~オンラインでパワーアップ!~
・課題「不合格」の場合:日々の「単語テストルーム」ですぐに再テストができる。
体を運んでこなければならない普段より、簡単にクリアできる。
・ドンドンテストして暗記を先に進めたい人には通常よりチャンスが広がった
・授業日以外にもコミュニケーションが増えた メールで提出、アプリ提出などが多くできている
・オンライン面談: 本部・進路指導アドバイザーの先生方も大協力してくれている。簡単に面談予約ができ、今までよりチャンスが広がった