「理系か文系か?」と聞かれて
山口先生は
「悩むことナシ。その人の個性で決まっているんですよ」
高1の12月ごろに高校生が悩む問題の一つは、「理系に行くべきか文系か?」です。
自分で「数学は苦手だから、文系」とか、「将来、航空関係の仕事をしたいから、理系」などの人は悩まないでしょうが、はっきりわかっていない人で、成績も文系科目理系科目でそれほど変わらないないような人は、悩みますよね。
でも、山口先生はこう言います。
「だいたい、その人の個性で決まっているんですよ。
理系の人はほとんど、高2くらいまでには何をやりたいか決まっています。だから迷わずその道に行けばいいんですね。」
「よく、学校の先生とか、世間の相談などは、
「なりたい職業を決めてから大学を決めろ」ってアドバイスしますね。
あれ、無理なんです。
ほとんどの人は、17,18歳で何になりたいかなんて決まらないんですから。
決まらなくて当然です。決まらない人は、だいたい文系です」
「でも、たまに、どちらの成績も変わらないという人もいます。
たとえばそういう人でも、どっち寄りかというのは見たらだいたいわかるのですが、
そういう人は理系の方向に行っても、研究というよりは外交的な仕事をしたりとか、橋渡しをするような仕事についたりするのではないでしょうか」
コース選択の直前に山口先生の面談を受けて「選択をまちがえなくてよかった!」と言っている人、大勢います。