高校生がこういう英文を訳そうとしている。
Speaking or “speaking up” indicates for Americans a person who has ideas or information.
indicates が V、そこまでは誰だってわかる。
問題はそのアトだ。
Teacher: for は前置詞。「forの句はどこまで?」
Student: 「最後まで」
T「あらら」 こういう場合、以下のように導く。
ポイント① 前置詞のあとは名詞。だから、名詞までがその前置詞の句。
T「そしたらどこまで?」 S「Americansまで」
ポイント② こちらの方がより大事。動詞indicate を見て予測しろ
indicate「示す」は、他動詞である。
この文は「話すこと、またははっきりと意見を述べることは」と始まり
「示す」と続く。
当然、「何を示すの?」と「何を」がほしい動詞である。
だから、通常indicateの後にすぐ来るであろう名詞がないときは、
「あら、スグあとに目的語がない。
でも、きっと、後にでて来るはず」と思って読み進めろ、なのである。
つまり、for Americans のあと、
冠詞aに導かれる別の名詞が来ている、アアッこれ目的語だな、
って考えるんだよ、と、そこまでヒント。
あとの訳は自分で考えさせる。すると「ああ~!」と納得のため息。
意味がバッチリ make sense し始める。
「教えられるより、自分でわかると気持ちいいでしょ~」
「動詞で決まる」。そういうマインドで英文をわかるよう指導している。
高1生が、
あとに名詞があるのにrise と答え、
「アっ、他動詞raise が答えだ!
まちがった!」と言った。
チョット 分かってきた。