先日、しみじみと感じたことがあった。
Tくんは高1の夏に 「中学のときから英語が不得意でした」と言って入会した。事実、中学レベルの不定詞・動名詞・分詞・受動態などがわからなかった。不規則動詞や、なんと代名詞まで覚えなおした。かんたんな文章でも理解にかなり時間がかかった。毎週の単語テストも、ほぼ毎週不合格で、毎週再テスト。中学の復習は年末までかかった。
高2になって、単語テストの合格率が上がってノルマがきつくなったが、不合格の数は減った。そして、品詞や文型を理解し始めて文の構造がわかるようになった。
長文の訳のスピードが、多少あがった。それでも人の半分くらいの進み方だった。
高2の夏ごろから意識が変わった。運動部だったし、バンドもやっていた。
でも、文法の課題も倍できるようになり、11月末から、単語と熟語を「両方宿題やります!」と自発的に課題を増やし始めた。
高3になり、トップ校の子たちと、過去の大学入試問題を解く授業に参加。慶応・商学部の問題で、54%とれていた。
しみじみ彼に、「高1のとき、本当に、中学の内容から始めたよね」と言ってしまった。そしたら笑って、「本当にそうでしたよね」と。
このやり方だと、こんなふうになれるんです。しみじみ嬉しかった。