最近の英語指導のキーワードは「4技能」なのでしょうか。
どの中学も高校も、英語の授業では「リスニング」を重視、英会話のような授業を展開しているというのが最近の傾向のようです。
ですが、「書ける」「話す」には、すでに知識があることが前提です。どちらも、「英文構造の知識」「語彙力」などです。それが身についていないと、アウトプットがいつも同じ、例えば中2レベルの低いものにとどまるということになりえます。
アウトプットができるほど知識が習得される授業が行われているのかと言えば、疑問です。
というのも、体験レッスンに来る中高生に「主語になる品詞は何?」と聞いても、「当然、名詞に決まっていますよね。そんなこと聞きます?」という反応をする生徒は皆無で、多くの生徒が一瞬首をひねるからです。
「そんなはずないでしょ」とか「それはすごくできない生徒では?」との疑問はごもっともですが、いえいえそれがトップの私立中高生でも普通のことです。
~ 2へつづく ~