今までとくに緊張しているようでもなかった生徒が、
「国語が…不得意で…」と、センター試験を心配している。
理系なので国語が不安だという。「大丈夫だよ!」太鼓判を押す。
10月ごろから追い詰められたかんじをだしていた生徒が、
アドバイザーに助けられながら少し落ち着いてきたが、
また少しプレッシャーを感じているようだと母上からきく。
模試でほぼどの科目も偏差値70近く、
世界史は全国1位もとっているのだが、
アキレス腱が「数学」という生徒。
先週の授業でまたその不安を口にしていたので、
「いけるいける! いい問題をひいてきて!」と送り出す。
模試でよくない成績が続いたり下がったりすると、力が下がったと思うようだ。
「ずっと継続して勉強しているんだから下がっているってことはないから」と説明する。
でも「実は9月はやる気が出てなくてサボってた時がありました」
なんてカミングアウトをしてきたり。
ははあ、そういうことだったのね。
模試の結果によって、自分が信じられなくなったりするよう。
すると勉強のペースが鈍る。悪循環。
最近もうひとつやる気が前に出てこないぞ、と思っていると、
そういうことだったり。
それがこちらに見えればいいのだけど、なかなか見えないこともあった。
でも、それがわかった。
わかったとき、
「信じて大丈夫だから、がんばれ!」と言ってやれるようになった。
やっと「日本史、8割ぐらいわかるようになりましたよ!」と最近。
英語も上がってきている。「よし!これで勝負できる!」
そんなことを繰り返してセンター試験!
私立受験生には「最大の模試!!!」と言って送り出した。
だから、
「うまくいかなかった」生徒は、すぐに切り替えていた。