昨日・今日と、東京理科大の問題をとりあげた。どちらかといえば文系学部の英語の方が難しいのだが、侮ってはいけない、理科大の問題は結構難しく、並べかえ問題も、ひとつか二つはいやらし~い問題が含まれている。過去にラクラク早稲田に合格した子も75点だった。
慶応・商学部の問題で82%とれた生徒もこの問題で68%、本人も身を引き締めた感あり。点数が低かった生徒が、悔しかったのだろう、次の日に「単語1から1000まで覚えてきました!」と。単語暗記が不得意な別の生徒も、やはりいい点が取れなかった次の授業で「600個覚えてきました」。やっぱり単語力、と、自分でよくわかるのだと思う。その悔しさは大事だ。
長文の中で、ホテルがコンサルタントを雇い、どうやったら営業成績を上げられるかと尋ねる、というくだりが出てくる。In less sophisticated times, the answer might have been to…. そして次の文はThe public relations counsel’s technique is …. と続く。
この前の文は現在形で、この文はmight have been である。この時制は何を表すの?ピンとこないといけない。仮定法過去完了と気づいたら、じゃあその前のInの句は? 仮定法でif節がなかったら自然とif節に当たるものを探す。副詞句や主語がif節的なことがけっこうある。そしてそのあとの文は現在形である。「昔だったらこうだっただろう」「・・・である」と続くので、2文の対比の感じを間に「だが」と読みとってほしいし、過去の文の次に現在形なので「(昔とちがって現代は)」と補って読みたい。