私が受け持つ火曜5時のクラスには、高3、高2、高1が混在する。
それってうまくクラスは回るのかしら?と、普通の人は思うはず。
でも、この混在クラスは明らかにお互いにいい影響を及ぼしている。
高3Aくんは高2の夏にすでに単語熟語が7周し、
一つの単語の意味を複数言えるテスト、
さらに派生語もテストするようになり、高3になったいまは単語13周めで、
瞬時に答えている。
長文の訳が、同時通訳的になっている。
英語を読んでるように和訳するようになってきているのだ。
シャドーイングだけでなく、ディクテーションを行っている影響で、
1年前の入会時からするとグッと良くなっている。
先々週過去問クラスでとりあげた中央大の過去問で9割とった。
自分でも驚いていたけど。
それを見ている高2になったBくん、
単語・熟語の暗記の宿題は普通隔週で交互なのだが(200個暗記ですからね)、
最近は毎週、単語も熟語も暗記してきて、
単語は意味複数まで覚えはじめている。明らかにAくんの好影響だ。
そして、理系の彼の訳が早くなってきた。
「見抜けてないね」と言われるのが悔しいのだろう。
熟語が見抜けず、意味が取れない、という場合のことだ。
だから熟語も早くインプットしたくなっているのだろう。
入会間もない高1のCくんは、
学校が大量の課題を出すことが他の学校の生徒にまで知られているような高校だが、
なんとかウィングローブの課題もがんばっている。
強みは国語力。だから訳語のチョイスがいい。
「土地がやせてしまう」って言えれば十分、というところ
「土地が疲弊する」と訳してくる。
イギリスのEU離脱に関する5分間時事英語授業をやったときに、
EU離脱はLeave EUで、残留はRemain、と
ニュースで見ていたのを覚えていたと、即答したのは彼だった。
模試でも偏差値65をもらっていた。
高2のBくんは高1のこのCくんの、単語大会での成績を、
自分の一年前と比べて、上からだけでなく、
下の学年からも刺激をもらっているようだ。
高3のDさんは、単語はすでに9周めだが、まだ熟語が足りない。
すっごく優秀だけど、下級生がいる前で私に喝入れられたり。
でもすべてにおける速さは周囲から感じられているはず。
偏差値65がざらでも、熟語の暗記の周りが足りないよ~と
言い続けたい。後で「もっと言ってほしかった」と言われたくない。
高1のEさんは中2からウィングローブだが、他の
先生のクラスに在籍していたので高1になった今年4月にこのクラスに、おどかされながら入って来た。
「音読、もっと速く、もっと急いで」と私に急かされる。
なぜかニヤニヤしている。
2カ月め、難しい構造の文型の文が、あまり間違わず構造を把握。
「やっと本領発揮してきたね」と言うと、またニヤニヤ。
速度が理解を促す。という部分がある。
速く読むことで、内容が見えてきたり、逆に理解できたりすることもある。
高2のFくんは入会して5か月めだが、当初不得意だと言っていた
シャドーイングがスラスラになってきた。
本当に、誰もが目覚ましく成長しているのが素晴らしい。
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