高3の受験生クラス。
早稲田の過去問で、イギリスが税負担率が高いなどの理由で海外移住を考えた人が5人に2人、すでに550万人の人が海外永住している、といった調査結果がある、といった長文問題が出た。2007年 The Sunday Times の記事である。
税金、どのくらいなの?イギリスって人口どのくらいだっけ?などなど基本情報を確認して授業に臨んだ。
国税庁によれば、所得税、社会保険料など合わせた「国民負担率」、日本38.9%、イギリス49.2%、フランスはもっと多くて62.4%、スウェーデンはもっとだった(国により2006年、2009年の数字)。「オーストラリアに行ったとき物価高かった」なんて声が上がる。
「そもそもイギリスの人口って?アメリカは?」「3億くらい?」「今、そんななの
?」「イギリスは日本より少ないよね」「そりゃそうよ」(ちなみに約6300万人)。
文章の最後に労働党が与党だとある。「でも2010年から保守党が与党になったね」「キャメロンさん」「おっ詳しいね」「自由民主党とかいう党と連立組んでる」
横浜翠嵐で世界史トップの彼女的発言。別の教材で、他の生徒が「フレデリック王」と訳したら彼女が横から「フリードリッヒ2世。マリアテレジアさんが…」と語り出した。
A先生、彼女はパートナーがイギリス人でこの8月もイギリスに行ってきたばかりだが、彼女も参戦してきて「スコットランドが独立するかって話があって」「そうそう!」私も今月その住民投票があると知ってびっくりしたところだった。
昨日はそんな授業になった。