進路指導部長 山口達正
ウィングローブの本年度の合格実績は大健闘だと思います。
今年の私立大入試は定員の問題で大変厳しくなりました。
例年ですと大半の大学が、定員に対して２～３割増しで
入学させていましたが、
12月に文部科学省が各大学に定員を守るよう通達を出しました。
現在、日本の大学の約４割が定員割れを起こし、
存続のあやうい大学も出ています。
認可した文部科学省としてはそれらの大学を
潰すわけにはいかないため、
学生を人気の首都圏の大学に集中させず
他の地域に振り分けようという意図で、
このような通達を出したのであります。
大学側も、定員の規定を上回る数の学生を
入学させると補助金がもらえず運営できなくなるため、
合格者を大幅に絞り、GMARCH以上の大学でも
１校あたり500～1800名も合格者数を減らしています。
この通達が出た時は、ウィングローブの生徒に
かなり影響が出るのではないかと心配しました。
特に今年は国公立大希望者が少なく、
GMARCH以上もどうなるのか大変不安でした。
結果としては、国公立は半減したものの、
早慶上智ICUは延べ数こそ減りましたが実質17名が進学し、
GMARCH理科大以上は昨年を越えています。
さらに特筆すべきは、国際系の最難関である
国公立の国際教養大にはじめて合格者が出たことです。
今年は条件の厳しい受験の中で、いい結果が出たと思います。
これもひとえに各教室の先生方の指導力のおかげだと思います。
ありがとうございました。
