2020年度の大学入試改革に向け、
「4技能対策」といった塾などの動きが加速しています。
4技能とは、英語を「読む」「聴く」「書く」「話す」力。
ウィングローブにも中学生の問い合わせが増えていますが、
新方式の入試で受験する層の保護者の方々が
焦って英語塾を探している、といった状況のようです。
いとも簡単に「4技能を習得」できる、といった文言をみるにつけ
「?」という気持ちになります。
「書く」「話す」力は、そんなに短期に身につくものでしょうか。
現場の感覚で言うと、NO です。
「文法を気にしすぎるから話せないんだ」という声があります。
でも、今の中高生は、それ以前のレベルの文法さえわかっていません。
それは、この約20年の、
文法軽視・コミュニケーション重視の指導法にあります。
鳥飼久美子さんも著書の中で、
「最近の大学生は、主語とか目的語のない文を作る。
中高で、文法をちゃんと学んでいないからだ」
といったことを書いておられました。
動詞のあとに「~を」をおきたいのに、形容詞をおいてしまう。
目的語なら名詞なのに。
それすらわかっていない生徒が多いのが実は現状です。
日本語の順番に、単語を並べてしまうなんて生徒は
上位進学校にもたくさんいます。
ちゃんとルールを教えず、
「音読しているうちに習得できる」は、乱暴です。
一部の、優秀な子、英語センスのいい子は自分でルール化できますが、
ほとんどの人は、自分でルール化は難しいので教えてもらったほうが絶対に正しく習得できます。
品詞の使い方を知り、5文型をわかる、
日本語と比較して英語のルールを習得すると
確信をもって理解でき、使えるようになるのです。
それを効率よく習得できるウィングローブでは
「英語がスゴク不得意です」と入会した生徒が飛躍的に伸びたり、
難関大学に合格したり、
すばらしい英文を書けるようになったりしています。