「英語は、昔の指導法がよかったですね。
話す訓練が足りなかっただけですよね」
と、体験レッスンにいらした保護者の一言。
現状を把握されているのな~と思った瞬間でした。
2020年度の大学入試改革に関し
鳥飼久美子さんが日経新聞で記事を書いています。
(2018年6月4日 「英語教育改革 まず検証を」)
高校の授業を「オーラル・コミュニケーション」という科目にしたり
2009年には高校で「授業は英語で行うことを基本」とするなど
「使える英語」をめざして30年来よりよく変革してきたはずが
その成果はどうなのか、と同氏は問う。
文科省の17年度「英語教育実施状況調査」によれば
中3で英検3級レベル達成が40.7%、高3の準2級レベル達成は39.3%、
政府の目標は中3で3級以上、高3で準2級以上、がそれぞれ50%なので
下回っている。
「…半数以下というのは生徒の英語力はむしろ下がった感がある」と
氏は書き、
その英語教育を経た大学生の現状を
「英語を話すどころか、
読めない、書けない入学生への対応に追われている」とは
大学の現場での本音であろう。
読む力、書く力がついていれば(書く力も高校生は現状はかなり厳しい)
「大学入学後に話すことの指導は可能である」
との発言は、「なるほど」とうなづける。
ウィングローブ英語塾の卒業生は、大学生になったあと
英語の「クラスが一番上に入りました」
「英語の成績が1番でした」といったことが聞かれる。
それは
英語力のある大学生が少ないということなのではないだろうか。