大学受験、高校受験のウィングローブ英語塾。渋谷本部です。

中学教科書が来年変わるということで閲覧してまいりました。

まずはテキストの形。ほとんどの教科書が正方形の「大判」テキスト。
「グローバル化に対応し、世界に発信できる日本人を目指します」
とは、New Horizon 教科書のうたい文句。

コンセプトは「アクティブラーニング」と「4技能」なのでしょう。
左に英文、右は Listen Speak  Write などの活動コーナーが目白押し。

「会話をコントロールしよう」「会話をつづけよう」といったページも。
Aくん ”Can you play basketball?”
Bくん ”Yes, I can. I’m a member of a basketball team.(一言追加しています)
Aくん ”Really? What is your position?(質問しています)

外国人だったら、「バスケやるの?」と聞かれたら
「もちろん!高校の時やってたよ。ポイントガードだった。
地区大会でいいところまで行ったんだけどね。今はレイカーズファンだよ。」って、話は転がるはず。
でも、日本人は、質問されても Yes か No で終わっちゃう。
外国人英語教師が日本人を教えていて悩むポイントらしいですね。
だからわざわざ「一言付け加えましょう」ってくだりがあるのでは?!

「英文を要約しよう」 というページもあります。
文章の書き方というコーナーもありました。「トピック ⇒ 内容 ⇒ 結論」など。
プレゼンテーションできないといけないよね、ってことでしょう。

で、肝心な文法説明は?というと、「さらっ」のままです。
「不定詞・名詞的用法 
to+動詞の原形は「~すること」を表す」って程度。
中1テキストに「be動詞のあとの主語とイコールの単語は名詞や形容詞です」
とか書かないと、be動詞のあとに何をおいたらいいかわからないのに!

「文法のまとめ」や巻末に、品詞・文型、詳しい文法説明を載せている教科書もありますが
公立中の現場でそれをみっちり教えている、って話はあまりききません。

だって、外国人の先生が英文法を教えて「みんなわからなくて困っている」とか、

公立中3の次の試験に、「関係代名詞が範囲として出ない」っていう中学まであるくらいですから!

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