文部科学省では、2020年度(H32年度)からの大学入試改革に関し、
現行のセンター試験に代わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」で、
国語と数学について記述式問題を導入する方向性を表明しています
(最終報告H28年3月31日)。
文科省の発表に対し、国立大学協会は、国語に関して
記述式問題の出題方式に対する基本的な考え方を説明しました。
① 記述式試験は国公立私立大を通じた多くの大学が
利用可能な設計が不可欠
② 国立大全受験生には、個別試験で高度な記述式試験を
課すことを目指す。
③ 文科省が提案する80字程度の短文記述式による。
5教科7科目中の国語で、国立大一般入試の全受験生に
課す方向で検討 等です。
【英語】
英語に関しては「スピーキングとライティングを含む4技能評価の
実現のためには日程や体制等の観点から、
民間の資格・検定試験を積極的に活用する必要」があると発表しており、
それらを踏まえて、
当面はセンターにおいて
英語の試験(リーディング・リスニング)を実施し、
ライティング・スピーキングに関しては検定試験の結果を利用、
将来的には4技能とも12月までの検定試験の活用のみで評価、
という方向で検討しています
(H28年8月31日文科省発表「高大接続改革の進捗状況について」より)。
いずれにしても英語に関しては「4技能」アップ!が必須です。
文科省が実施したH27年高3生英語力調査(国公立500校9万人)の
結果によれば、
4技能のうち「読む」「聞く」においても英検3級レベルが半分以上、
「書く」の結果では0点が18%(H26年結果では0点が30%)、
「話す」に至っては0点が18.5%で1点の人も含めると37%以上、
CEFR指標ですとB1レベル(英検2級程度)は1%というありさまです。
では、「書く」「話す」力を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。