大学受験、高校受験のウィングローブ英語塾。南浦和校です。

戸田 奈津子さん講演(2)

南浦和校(2014年11月13日)

グローバル時代に求められる 活字力

と題した 共立女子大学主催、読売新聞主管の講演会に行ってまいりました。

数々の経験を積まれた戸田さんの貴重な言葉をご紹介しますPart Ⅱ。

                                     

                                                                                        ハリウッド (Google 検索)

                                    

2.【映画の字幕は日本だけ!!】

日本人の誰もが知っている映画の字幕スーパーは、               

実は日本だけ。

俳優の生の声を聞きたいという本物志向は国民性の現れである。  

また、字幕に不満が出なかったのは、

日本は識字率が高かったので、誰もが字幕を読めたから。

                   http://kanji.gbl.jp/image/kanji_logo.jpg

これは、映画を超えて、日本が世界に誇るべきもの。          

ところが最近は、若い人の日本語が貧困化して、              

漢字が読めない若者が増えている。

若い人にも映画を観にきて欲しいので、

映画会社から、漢字を開いて(ひら仮名にする)欲しいとか 

簡単な表現に変えて欲しいと

言われる事が多くなっている。

微妙なニュアンスを表すことのできる漢字

ひら仮名に変えるとと、表現が乏しくなってしまう。

   (戸惑う=>迷う に変えると、

    意味が微妙に違ってくる。)

これは、日本人として許してはいけない。

逆に、豊富な表現を若い人に教えるべきで、

解りやすくするのは、害を与えることになる。

そうは言っても、時代に合わせるためには

致し方無いこと。

今後、字幕 : 吹き替え = 8 : 2

になっていくと思われる。

  日本には、寺子屋という草の根教育機関がありましたね。

  起源は奈良時代といわれていますが、形を変えて江戸時代へ、

  そして明治時代の学制へと続きます。

  

参照 : 世界一の識字率

     ー つづくー

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