国語教室 (1)

英語教室開設時に大変お世話になった
児童文学作家芝田勝茂氏に国語教室を開いてもらいました

国語教室.jpg

ご存知のように、大学入試が記述式へと動き始め、考えて書く能力が試されます
にもかかわらず、現代文が苦手という声をよく聞きます。
考える力は一朝一夕ではどうにもなりません
当教室では、ウイングローブの英作サービスWINCOMを利用して、英作文の添削を行っていますが、
やはり思考の根底にある日本語が要となります。

そこで、芝田氏に依頼をして国語の学び方を伝授してもらう機会を作りました。

応募者多数のため氏のご行為により、1時間30分 x 3 クラス = 4時間半
という長丁場で講座を進めて下さいました
小、中学生は自宅で指導出来るよう、保護者の方も同席

教材は新聞の天声人語社説です。
授業を進める中で、ただ読み飛ばしてしまいそうな語句に対しても
分かり易い解説があり、一般常識の知識も増えていきます

例えば、
(小学生クラス) ☆ 抗う、慈しむ、深く心に刻印する 国語 小学生.jpg
           ☆ 地球ができてどのくらいか・・・ など
           ==>小学生にとっては難しい語彙ですね

      



(中学生クラス)
  ☆ 漢字の読み方には : ゆとう(湯湯)読み と 重箱読みがある
            ☆ 電車のプラットフォームにつけるホームドアの設置には数億から数十億掛かる
            ☆ 全国でホームドア設置している駅は621駅と全体の6% 

=> ならば駅は全部でなん駅か?
                と数字を具現化しよう


国語 中学生デコ.jpg

(高校生クラス) ☆ 台湾地震で倒壊したマンションの柱から出てきた一斗缶 
              => 斗 とは何か?(合、升などの日本の単位)
            ☆ 旧暦とは何を基準にしているか 
=> 一日(ついたち)とは "月がたつ" から来ている


国語 高校生.jpg


 などなど、子や孫知識(knowledge)だけでなく知恵(wisdom)を注いでくれている、そんな感覚でした
              (念のため・・・氏はまだまだお若い60代の紳士です)

授業終わりには、古典の冒頭サラサラ、スラスラと言い始め、生徒たちは圧倒されていましたね

私自身も母国語を見直す良い機会となり、何より生徒達が日本語の深さを体験する貴重な時となりました。
短い時間でしたので、要訳は宿題となり長い講座は終わりです。

希望であれば、この活動を続けても良いと嬉しいお言葉を頂き、さて、どのように・・と夢は膨らみます

                ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪

               やるべきこと、やりたいこと・・・ どんどん出てきます !!

     
      

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