大学受験、高校受験のウィングローブ英語塾。渋谷校です。

英語と日本語

本部営業(2014年10月13日)

「でも先生、英語って後ろから訳すんですよね?」

これは、入ったばかりの高三生の言葉です。
「後ろから後ろから訳さず、前から意味を理解していこう」と指示したときの返事です。

学校の成績はいいのに模試の点数が取れない、ということで入会してきました。
とてもまじめな生徒です。
多分、学校の定期テストの時にはきちんと勉強していたんだと思います。
その勉強の過程で、英語は後ろから訳せばいい、と思い至ったのでしょう。

apples in the basket   「カゴの中のリンゴ」
確かに、後ろから訳していますね。
でもこれは、in the basket が形容詞句としてapplesを修飾しているからなのです。
英語では、修飾部分は後ろに置かれて前の言葉を修飾しますが、
日本語では、修飾部分は被修飾語の前に置かれます。
なので、訳す時には、修飾部分(英語では後ろの部分)から日本語にしていくのです。

このことがわからないまま、「英語は後ろから訳す」と思い込んでいると、
大学受験レベルの難解な英語には歯が立ちません。

これが、この生徒が模試で点が取れなかった理由です。
要するに、英語の構造をきちんとつかめていなかったのです。

同じような生徒はたくさんいます。

学校では特待生。
もちろん一生懸命まじめに勉強しています。
でも、模試で英語の点数が悪いし、予備校に行っても力がつかない。
と言って入会してきた生徒。

超一流大学付属の女子高に通っている。
長い休みのたびにアメリカでホームステイ。
スピーチコンテストで優勝したこともあり、英語には自信あり。
ところが、内部推薦のための実力テストで平均点ぐらいしか取れなかった。
と、ショックを受けて入会してきた生徒。 etc.  etc.

いずれの生徒も、これまで、
品詞や文型を意識して英語の構造をつかむやり方を教えてもらってこなかったということです。

品詞の機能を理解し、文型をマスターできれば、
英語の構造は、正確につかめるのです。

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