この夏、ここ何年か持ち続けていた夢のひとつを達成することができました。
槍ヶ岳の山頂への登頂です。
前半は、アルプスの高山植物の女王と呼ばれる華憐なコマクサの群生の中北アルプスの大展望を満喫しながらの表銀座と呼ばれる尾根を歩き、後半は急な鎖場や垂直の梯子場などが続くスリル満点の険しい東鎌尾を通り槍ヶ岳山頂へと登る往復山小屋3泊のかなりハードなコースでしたが、槍ヶ岳の山頂に立ち360度の大パノラマを見ることができたとき、そして無事下山したときは感無量でした。
山頂に立つといつも思います。普段私たちが生活している地上の都市空間は日本のほんの僅かな場所に過ぎず、雄大で美しく、力強いこの山々の素晴らしい姿こそが私たちが命をつなげさせてもらっている日本の真の姿なのだと。そして限りなく謙虚な気持ちになり、生きていることがとても嬉しい気持ちになります。
次はどこを登ろうか、また思いは山へ~~。