あっという間にもうすぐ夏休み!
子供達は学校という束縛から解放され
毎日を自由気ままに謳歌できる時。
そして受験生にとっては、
自分の受験勉強だけに集中できる、
とても大事な時。ところが昨年から、
この貴重な夏休みを無くしてしまった
その大きな原因が、「惨憺たる受験結果」。
教育の現場に
今一体何が起きているのでしょうか。
■厳しさを増す受験
大学受験は昨年度から
私立大学の「難化」により厳しくなり
今年はそれ以上にかなり厳しいものとなりました。
現にどの有名私立高校も、信じられないほど
現役合格者の数を大きく落しています。
その最大の原因が、
政府が昨年度から大学に課した「定員厳格化」。
これにより全ての私大の合格者数が相当数絞られ、
本来合格出来る力のある生徒ですら
不合格になるという事態になってしまったのです。
すると彼らは「浪人生」となって今年の受験に参入。
こういった浪人生は、
勉強不足でそうなったわけではなく
運悪く定員の壁を越えられなかっただけなので、
もともとの能力はすでに高いのです。
受験者数が増えただけでなく、
全体的なレベルを大きく引き上げてしまいました。
これはつまり、優秀な生徒達による
限られた駒の奪い合いのようなものです。
それが原因で今年の受験結果は
去年にも増して悲惨なものとなり、
多くの教育関係者に衝撃が走りました。
そして恐ろしいことに、
この悪循環はこのままずっと
繰り返されることになりそうなのです。
■過酷になる教育現場
こういった事態を受け、
どの学校も対策に乗り出しました。
とはいうものの、今までもずっと合格者を出す為の
対策はとってきていました。
特に中高一貫の私立は
高3になってから受験勉強を始めるのでは遅いと、
中1、2年生で中学の内容を終わらせ、
中3で高校レベルの授業に入り、高校生になったら
2年生から受験勉強を始めるという
前倒しのカリキュラムを実施してきました。
それでも、あまり思うように結果が出ていないところへ、
定員厳格化による合格者数激減という厳しい現実が。
そこで何とかしなくてはと考えた結果
「こんな事態に生徒を休ませている場合ではない」と
学校の前倒しのカリキュラムは、
傍目には理想的ですが早く進める分、
1回の授業の情報量が多く教え方も雑になります。
それに、生徒の理解よりもカリキュラム優先なので、
授業についていけない子も実際には沢山いるのです。
だから夏休みは、
追い立てられるような学校の授業から解放され、
少しはのんびりし、あとは自分のペースで
復習や基礎の見直しをすることが出来る時でした。
しかし夏休みが奪われた今、学校にがんじがらめに。
生徒達の心の叫びが聞こえてきそうです。
■受験生にとっての夏休みとは
受験において世間では
「夏が勝負」と良く言われており、
その意味が「予備校の夏期講習を取ること」と
いつの日からかなってしまいました。
だから、どうせ予備校の講習を取るんだから、
予備校の変わりに
学校が夏休み返上で授業やってくれるのは
大いに歓迎すべきことではないか、
と思われるかもしれません。
しかし、勝負の夏に実際にやらねばならない事は
予備校の夏期講習でもなければ、
学校の授業でもありません。
その内容はどちらも入試傾向に特化したもので
夏にいきなりそんな本格的な問題を解ける力は
受験生にはまだついていません。
それは「暗記物の習得と基礎固め」なのです。
これは自己学習で十分まかなえるものなので
夏休みは自分でそれに目いっぱい時間をかけます。
学校が無い分、1日10~13時間は勉強できます。
実はこの自己学習の質と量が、
合否に大きく影響すると言っても過言ではありません。
それくらい大事なのです。
「暗記と基礎」をこの時期徹底的にやれば、
夏休みあけにいよいよ実践的な「入試傾向」の問題に
真っ向から挑める体制が整うのです。
故に、受験生がみっちり自己学習が出来る
夏休みを奪ってはいけないのです。そして、
予備校や学校の授業を無理強いしてはいけないのです。
受験生にとっての夏休み
それは
自由な時間を使い
目いっぱい自己学習をし
安定した基礎学力をつける時。
だから予備校や学校に
行っている場合ではない!
しっかりした基礎力が付けば
受験に向けての力が湧いてくる~!!
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