大学受験、高校受験のウィングローブ英語塾。渋谷校です。

説明できる文法力

本部営業(2015年01月16日)

ウィングローブの高校生は、自宅学習で文法を勉強してきます。
(もちろんクラスでも文法は勉強しますが、それとは別に、文法の宿題があります。)

テキストに使うのは「基礎英文法問題精講」
初版は1985年、どこの本屋さんでも平積みになっている大ベストセラーです。
多分保護者の方もご覧になったことがあると思います。
解説がとても充実していて、丁寧に書かれているので、
自習するにはもってこいのテキストです。

クラスでは、1章につき10題テスト、
それぞれの学年に対して設定された合格ライン目指し、生徒は頑張ります。

でも、合格ラインを越えたらそれでOKというわけではありません。
正しい答がわかるというだけでなく、なぜそうなのかも説明できなければいけません。

たとえば、
I’ll study if it rains tomorrow.
I’ll study if it will rain tomorrow. の2つの文の文型を言い、和訳する問題があります。

解答を見て丸暗記することも可能ですが、それでは意味がありません。
次につながる知識にはならないからです。

I’ll study if it rains tomorrow. 「もし明日雨が降れば、勉強しよう」
の if は、どうして「もし~なら」と訳すのか?
if 節にtomorrow とあって未来のことなのに、it rains と現在形を使っているので、
この if 節は副詞節 。(← 時・条件を表す副詞節の中では、未来のことを現在形で表す)
なので、この if は「もし~なら」と訳す

それに対して、
I’ll study if it will rain tomorrow. では
it will rain となっているので、if は名詞節。
なので、「~かどうか」と訳す

ここでは if の使い方を問われます。
接続詞 if には3つ意味があります。
1. 「もし~なら」
2. 「たとえ~でも」
3. 「~かどうか」
1.と2.は副詞節、3. は名詞節を作ります。
副詞節なら未来のことを現在時制を使って表し、
名詞節なら文の要素となる
ということを頭に置きながら、訳をし、文型を考えるのです。

英語を早く正確に読むための文法力は、
生徒たちの毎週の努力にかかっているのです。

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