H.K. 琉球大学 国際地域創造学部
僕がこの合格体験記を書くにあたって、これから書いてあることは結果的に僕が合格したから真っ当になるのであって、それが良いのか悪いのかはこれを読んでいるあなたが好きに判断してください。
僕が大学受験で一番苦労したのは科目の種類の多さでした。僕は高校のクラスのコース選択ミスをしてしまいました。なので、大学受験では5教科9科目に加え小論文があり、高校では大学受験で使わない科目が4つありました。特にこの中でも苦労したのは大学受験では使わない化学でした。高校2年の夏に留学から帰ってきて僕は何も化学について知らず、受験はおろか、高校の定期試験にすら通過することができるような状態ではありませんでした。とりあえず、高校2年の間は試験1ヶ月前から毎日15分だけ化学のために費やし、1週間前には毎日1時間費やしました。勉強内容は試験に出るところの中でも簡単な分野を友人に聞き、そこだけを暗記するというものでした。高校3年になって、流石に1ヶ月前からはやらず、授業中に勉強するようにしました。僕は授業中で先生の話が全く理解できなかったので、僕の前に座っている化学のできる友人に質問をしまくって、理解していきました。そして1週間前からは毎日1時間を化学に費やしました。またその他の科目もあるので合計2時間くらい学校の試験のために費やしました。
受験生の中には僕のように、受験とは関係のない科目をやらなければいけない状況になる人もいると思います。正直1週間毎日1、2時間なくなるのは、焦る気持ちが増して、受験に対する気持ちを不安定にさせると思います。でも、そこで、グチグチ文句を言ってないで、解決策を考えて行動していくしかないと思います。
僕は受験勉強を始めるにあたって一つの事を決めました。それは科目が多いと言うことが分かっていたので、最初から最後まで7割の力で乗り切るということです。イメージとしてはボクシングの試合で軽いパンチを最初から最後まで打ち続けるような感じです。僕はそもそも学校や受験のテストというのは及第点以上の勉強はあまり意味がないと思っています。勉強は問題解決能力を養うものだと思うので、それ以上のものは好奇心があれば、やればいいと思います。
受験を通じて、あなたは人に何かを言われ、辛い思いや嫌な思いをしたり、信念や目標が揺らぎそうになることもあると思います。時にはいつも一緒に帰る友人がその一人になることがあるかもしれません。そのような時は、自分が持っている信念や目標が本物なのかを、何度も何度も自分に問いかけてみてください。こういう問いかけであなたの信念や目標の荒削りな部分がなくなっていって、よりそのための行動ができるようになると思います。
最後に受験生の皆さんへ
受験勉強には終わりがあります。でも勉強そのものは一生続きます。もっと長い目で受験というものをみれば、この無駄に見える勉強がただの通過点であることに気付けると思います。10年後にはこの受験期のことが笑い話になっていると思います。
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