O.R. 順天堂大学 国際教養学部
この1年で感じたのは、受験で大事なのは「目標を持つこと」だということです。どこの大学の何学部に行きたいのか、そこに入学したら何がしたいのか、具体的であればあるほど勉強のモチベーションに繋がると思います。
私自身は「とりあえず大学に行ければいいや」という中途半端な気持ちがあったので、自分の実力を出しきれずに受験が終わってしまったと感じています。ですから、これから受験する皆さんにはぜひ目標を持って勉強に向き合ってもらいたいです。
特に基礎。どの教科も基礎がないと応用問題は解けないようになっているんだと思います。(問題を作る側ではないのでよく分かりませんが。)逆に基礎があれば、それらを結びつけて応用問題が解けることもあります。知っていれば正解できるのに知らなくて答えられないのは残念ですよね。
その点で、ウィングローブの単語大会、基礎精講の講習には参加して欲しいと思います。私は中3の夏にウィングローブに入ってから何回も単語祭り(注:勝どき校の単語暗誦会の愛称)に参加してきました。単語熟語の勉強を始めたばかりのころは知らない語句も多くて、単語大会は苦痛でした。でも、高3になってからは覚えた単語が多くなり、苦手な単語を集中的に覚えることができました。短期間で単語集や熟語集を何周もすると、スペルや発音が紛らわしい語を区別したり、意味の似ている熟語をまとめて覚えたりできます。基礎精講の講習も同じで、自分の苦手な文法事項を復習する良い機会になります。
私の場合、足を引っ張ったのは日本史です。なかなかやる気がでず、山口先生に言われた勉強量をこなしきれませんでした。試験では2択までは絞れたけど、どっちか分からない、漢字が思い出せないなど、詰めの甘さを実感しました。もう1つ実感したのは、日本史は試験の復習が効果的ということです。自分で答えを調べると自然に覚えます。実際、似たような問題が違う大学で出たので、直前に何をして良いか分からなくなったらとりあえず試験の復習をお勧めしします。
英語に関してはウィングローブの宿題をきちんとこなし、授業を真面目に受けていればあまり心配はいらないと思います。私がウィングローブに入ったばかりの頃は、文型なんて1ミリも分からなかったし、文法問題なんてほとんど勘で解いていました。文章も「なんとなく」読んでいました。けれども今となっては、スッと読めないところは文型と品詞を考えて「きちんと」読む習慣がついたし、必死になって覚えた単語や熟語はすぐに思い出せます。テストの点もウィングローブに通う前より2、30点は上がったし、学年トップを取ることができました。
偉そうですが、大学が決まったいまの心境を書いてみました。大学の偏差値がどうとかはあまり気にならなくなりました。努力の足りなさが返ってきたと痛感するのみです。とにかく、「目標を持って毎日コツコツ、繰り返し勉強する」が大切だと思います。周りは気にせず自分のペースに合わせて頑張ってください。