大学受験、高校受験のウィングローブ英語塾。市川新井校です。

2018年3月アーカイブ

ベルリンの壁

担当(2018年03月27日)

早めの春休みを頂いた私は約20年ぶりの海外旅行へ
夫と二人で行ってまいりました。
チェコからドイツへ鉄道で移動し
ドイツからオーストリアへ飛行機で。

行く先々で、Excuse me, could you tell me・・・?
の連発でした。
その中で私の印象に残ったやり取りを書きます。

ベルリンの壁を見たくてトラム(路面電車)乗り場に
来たところ駅の切符販売機が故障中。
電車内でも買えるので、とにかく乗り込みました。

電車に乗り、車内の券売機にお金を入れてみたものの
さて、どのボタンを押すのやら??
行先ごとの料金は出ず、エリア分けしてあるようです。
その時目の前にいたのはチョイ悪そうな高校生男子。
彼女とべったり抱き合って座りながら
友達と大きな声でおしゃべりしていて
車内マナー、やや悪めという感じ。

でも普段、塾で中高生とやり取りしているし
オバちゃんなので構わず、彼に向って
「Would you help me?] と声をかけたのです。

彼はあまり良い反応を示さず
ドイツ語で「俺、英語なんてしゃべれないし」
みたいなことを言った、と思います。
それでもオバちゃん、あきらめず。
「ベルリンの壁まで。いくら!?」と言ってみました。
すると彼は急に「わかった!ベルリンの壁か!」
「これこれ!このボタン!」と立ち上がって
ボタンを押してくれました。
「ダンケ!(ありがとう)」と私。

駅に着いて降りる時、彼の方を見ると
ビッテシェン(どういたしまして)と
言って紳士的な微笑み。
さっきまでの悪ガキと少し違う!
私も、ありがとね、と手を上げて降りました。

ドイツでもやっぱり高校生は
「英語で話しかけられても分かんねーし」
みたいな反応をするんだな!という面白さ。
そして、何らかのやり取りが出来た時
良い顔をするんだな~、という事。
楽しい思い出が出来ました。

今は翻訳ソフトもますます発達し
実際にしゃべれなくても
苦労はしないかもしれません。
でも、やはり実際に話して通じ合えた時の
満足感を生徒たちにも味わって欲しい。
受験のために勉強した英語で
十分コミュニケーションできます。

通じる英語のカギは、
文型がしっかりしているかどうかなのですから!

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