週1回、2時間半のクラスですが、高校3年生も終わり頃になると、大学受験をともに闘ったという気持のためか、生徒と講師の距離はこれまでになく近くなります。
なので、卒業したあとも元生徒が教室に顔を見せてくれることがよくあります。
先日も、すっかり大人っぽくなった社会人2年目の卒業生3人(今回は全員女子です)が遊びに来てくれました。
一緒に食事をしながら、楽しいおしゃべり。
一人は丸の内の超一流商社、一人は外資系弁護士事務所の秘書、もう一人は超一流の建設会社と、仕事の内容は違いますが、それぞれが頑張っている様子を楽しく聞かせてもらいました。
お年頃のお嬢さん3人ですから、話題はボーイフレンドとか結婚へと次第に移っていきます。
理想のタイプなどを言い合っていると、一人が突然
「わたし、一般受験した人とでないと絶対に結婚したくない!」と言いだしました。
「??」
「受験勉強のあの経験を分かち合えない人とは、一緒にやっていきたくないです。」
最近は、指定校推薦、一般推薦、AO入試など、いろいろな入試形態があります。
彼女が進学した大学は付属高校もいくつかあり、内部推薦で来た学生もたくさんいたようです。
彼女の周りにも一般受験以外で入ってきた学生がいて、感じるところがあったのでしょう。
「受験は大変だったけれど、つらいことだけじゃなかった。
集中して勉強する快感もあったし、
自分の力がついているのを実感して嬉しかったし、
少人数のクラスで(ウチの塾のことです)で仲間と一緒に勉強するのも楽しかった。。。
あの時期を経験した人じゃないと、それはわかってもらえないと思う」
感激です。
私たちが生徒にわかってほしいことを、しっかり経験してくれていました。
自分の目標に向かって必死で頑張る受験生。
その現場に立ち会って、少しでも助けになりたいと講師一同願っています。