お正月ですから、帝釈天の参道の「川千屋」さんでうな重を奮発しました。
美味しかったですよ。
美味しそうでしょ。いえいえ、それだけでは英語塾のブログになりませんね。続きがあります。も少し聞いてくださいな。
お店では、お客が席について注文をしてから調理を始めますから、40分ほど待つことになります。
で、話しも途切れ、手持無沙汰になった時、こんなうんちくが目に入ります。
串うち3年、裂き8年、焼きは一生。
職人さんてすごいですね。この言葉にハッとさせられます。串うちだけで3年です。
串うちを英語講師の項目にしたら何になるでしょうか。
教材に精通すること?単語を覚えること?生徒一人一人に気を配ること?
教える仕事というのはいきなり表にたちます。実践と修行が同時です。だからいつも全力投球、全力勝負が大事。
そこで、思い出すことがあります。ずっとずっと前に、本校に来てくれていたアメリカ人講師ニコルが言っていたことを。
彼女はこう言いました。
「みんなプロの人は修行するでしょう。大工さんだって、お寿司屋さんの職人さんだって何年もするでしょう。教師はどうだろう。学校を卒業して修行期間もなく、すぐに現場にたつのはムリ!教師は人間を育てるのよ。教壇に立つなら修行が大事よ。」と。
教材3年、生徒の特長をつかみ適切に対応すること8年。研究一生。
この地に根を下ろして30年近くになりましたが、今日も全力投球。今日も全力勝負。一人一人の目を見て。一人一人を受け止めて。
あらためて胸に刻みましょう。