「先生、リピートークっていいですね!」
先日、クラスに来た高校生が言いました。
渋谷校では、3年ほど前から、シャドーイングのためのアプリとしてリピートークを導入しています。
クラスで訳をやった文章を、シャドーイングができるよう練習してくること、
というのが高校生の毎週の宿題です。
リピートークを使ってシャドーイングを練習すると、
見本の音声を聞きながらフレーズごとにリピートの練習ができ、
自分の録音を聞き直して、見本の音声に近づけた正確な発音と発語を意識することもできます。
その結果、生徒は苦労せずに、質の高いシャドーイングができるようになります。
リスニングの点数が上がった、って言うのかな、と思いながら、
「何がいいと思ったの」と聞くと、
「初めての長文を読んだとき、以前は単語がズラズラつながって見えたのが、
最近は、フレーズごとに切れて見えます。
英文の頭から、自然に構造を取れるようになりました。」
という答えが返ってきました。
これこそが、シャドーイングをすることで私たちが目指しているものです。
シャドーイングの効果というとき、まず頭に浮かぶのはリスニングがよくなるということでしょうか。
もちろん、シャドーウィングをするとリスニング力は上がります。
でも、それだけではありません。
クラスでしっかり構造を取ってから和訳した英文を、
何度も聞いて何度も口に出すことで、
日本語を介さない意味了解に至ることができます。
これを繰り返すことで、正確な速読を目指すことができるのです。
渋谷校では、生徒全員に1週間に30分のリピートークを宿題としています。
しっかり取り組んで、正確に速く英語を読む力をつけていってほしいと思っています。