アメリカインターンシップ体験記
慶應義塾大学 石黒 美柚
初めまして。2013年にウィングローブ英語塾を卒業し、慶應義塾大学に入学しました、石黒美柚と申します。
私はこの塾で英語を学び、英語という言語が大好きになりました。そして、大学入学後もそれは変わらず、
自分で英語の勉強を続けながら、学生時代に一度長期的に海外に出たいと考えていました。
そんな中、運よく良いプログラムに巡り合い、約4カ月間という短い期間でしたが、念願のアメリカ滞在を実現しました。
今回は、私がこのプログラムで体験した事や、感じた思いについて、綴らせて頂きたいと思います。私の記事を通じて、この塾で学ぶ多くの学生が、英語という語学がいかに受験のためだけではなく、人によっては皆さんの将来、そして世界を広げるものであるかという事を、少しでも感じて頂けたら幸いです。
まず、私が今回参加したプログラムは、外務省が主催する「日本人学生のインターンシップ支援事業」というもので、米国での職務体験を通じて、将来の日米関係を担う人材を輩出していく事を目指して始められたプログラムです。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page3_001248.html
4ヵ月という短い期間ではありましたが、私の人生にとても大きな意味を持つ、濃く充実した日々を送る事が出来たと思っています。
1.姉妹都市を全世界に
私がインターンとして派遣された会社は、Sister Cities Internationalという会社です。http://sistercities.org/
これは都市と都市を結ぶ姉妹都市(Sister Cities)を全世界に拡大させていくことを通じて、
国や地域を越えた人の繋がりを作って行く事を目指し、活動している会社です
。
私はこの会社で、日本とアメリカの姉妹都市の交流事業について調査や、国際交流イベントの準備、
関係者とのメールや電話対応などの業務を行っていました。
勿論、初めての海外経験でいきなりインターンとはなかなかハードルが高く、日々苦労の連続でした。
会議に出ても、私は日本人一人なので、他のアメリカ人社員が繰り広げる会話に着いていくだけで必死。意見を言うことも出来ませんでした。
また、メールの書き方一つとっても、ビジネスメールなのできちんとした形で書かなればならず、毎回上司にチェックしてもらっていました。
電話口では、必ずしも綺麗な発音で話さない、訛りのある話し方をする方もいるので、聞き取れず対応出来ない事も多々ありました。
しかし、こうした苦労や失敗にもかかわらず、一方で私はとにかく毎日が楽しく、現地での1分1秒無駄にすごすまいと様々な活動にも参加しました。
英語を使い、仕事をしている。私が将来なりたいと思い描いていた姿に、少しずつでも近づいている感覚を感じていたからです。
海外で働く事の難しさと同時に、そこに対する自分の想いを再確認出来たような気がします。
今の実力では、語学も専門性もなく、まだまだですが、これから準備して将来は必ず海外で働く夢を実現すると決意しました。