受験生の皆さん。いよいよ受験本番ですね。
泣いても笑っても、
この一年の努力が試される時が来ました。
しかしどれだけ頑張って勉強していても、
やはり不安はつのるもの。
だからといってそんな心理状態に負け、
焦ってばかりでは
そこで今月号のりんこ先生は、
受験生の皆さんに
試験当日までの心構えをご紹介しましょう。
■ 受験数週間前:
「いつも通り」に過ごそう
大学入試の範囲は
とにかく広~くて、深いです。
しかも
誰しも得意科目と苦手科目はあるもの。
だから全てを完璧に!と思っても
なかなかそうはいかないのが常です。
しかしこの時期、
不安にかられて苦手科目ばかりやっていると
かえって自信を失うことになってしまいます。
また、「はたしてこのままでいいのか?」と、
いきなり新しい物に手を出すのもNG。
それではさらに不安は深まることに。
それよりも何よりも試験直前は、
基礎を確認する作業に専念しましょう。
しかも、一つの教科に偏ることなく、
全ての教科を最後まで満遍なくすることが大事。
つまり直前は、「基礎を中心に、
全ての教科を無理なくバランス良くやるべし。」
そしてあとは、本番に向けて
「自分は出来る」という自信を持つこと。
わかっちゃいるが、なかなかそんな・・・
と自信が持てないあなたには
参考書をおさらいしたら
すぐにテストする、という
繰り返しの作業をする事をお勧めします。
覚えてすぐにテストすれば、
誰だって正解できるのですが
あえてこれをやることにより、
高得点を取れるシミュレーションをするのです。
つまり、これはプラスのイメージトレーニングです。
是非試してみて下さい。
■ 受験1週間:
必ず事前に準備しよう
試験当日にあわてないように、
幾つかの事は事前に準備しておきましょう。
多くの先輩達が実践しているのが、
以下の通りです。
★会場までの道のりや、かかる時間を調べる
それでも当日に電車の遅延等もありうるので、
早めに家を出るように。
★軽食を持参
食事を買いに行ったり、
外でゆっくり食べている暇が無い時に備える。
★体温調整のできる服装をする
試験会場は意外と暑いので、
脱ぎ着る出来る服装で会場入りを。
★胃腸の薬や下痢止めを準備
あまりの緊張でお腹の調子が
おかしくなる事もあるので、念のために持参しよう。
★見直す時間が無いので、持って行く教材は少しで
各教科をまとめたノートや、
信じている参考書など数冊で十分。
■ 受験前日:
十分な睡眠を取ろう
受験は一世一代の事なので
前日は興奮して眠れなくなることもあります。
だからと言って
しょうがないから勉強するかと、
徹夜をしてしまってはかえってマイナスに。
受験は長丁場なので、
知力のみならず気力と体力を使います。
睡眠不足だと集中力がもちませんし、
早く疲れてしまいます。
だからとにかく眠るようにしましょう。
眠れなければ
とにかく目をつぶっているだけでも良いのです。
また、頭を氷枕で冷やすなど
少し工夫をしてみるのもありです。
ただ、「今もう何時になるのにまだ寝れていない」
と時計を見てしまうとかえって目が冴えるので、
時計を見るのだけは絶対にやめましょう。
■ 受験当日:
試験にだけ集中しよう
試験会場に行くと、
皆各々の参考書を開き
試験前の最後の確認をしています。
それが何だか凄く難しそうなものだったりすると、
それだけで、周りの皆が自分よりはるかに賢く見え
ついつい動揺してしまいます。
しかし全員条件は一緒なのです。
だから周りは気にせず、自分がこれから受ける
試験科目だけに集中しましょう。
試験中、マークミスだけは絶対に
避けなければなりません。その為にはまず、
大問ごとに確認しながら
マークシートに記入しましょう。
それから、わからないからと問題を飛ばすと
マークがずれる原因となるので
分からない問題にも
とりあえずマークを付けてしまい
(AならAと統一して付けておく)
そして後で解きなおす時の為に、
印をつけておきましょう。
同じ学校の人とたまるのもやめた方がいいです。
終ったことについてどうのこうの言っていると、
休み時間を無駄に使うだけでなく、不安が倍層し
次の科目に悪影響を及ぼすことになりかねません。
なので、周りの雑音に
絶対にとらわれないようにしましょう。
とにかく余計な事は何も考えない。
ただ、テストに集中すべし。
一年間あなた達はこの日を目指し
本当に日々努力をしてきました。
あとは本番で、
リラックスして全力を出し切るのみです。
受験は今までの模試の延長のつもりで
受けてみましょう。
「本番は練習のように。練習は本番のように」
そうすれば、絶対に大丈夫!