先月まで日曜日に放送されていた
人気ドラマの「ドラゴン桜」。
弁護士2人が、ある高校で東大専科を立ち上げ、
様々な受験テクニックを駆使しながら
落ちこぼれ生徒達を東大合格に導く、
というストーリーでした。
毎年多くの受験生を抱える私としましても、
気になって見ておりました。
中でも特にインパクトがあったのは、
その第7話。
強烈な個性を持つ英語の特別講師が
東大専科に送り込まれ、
リスニング力強化の極意を伝授する、
という内容だったからです。
彼女の口からは、一体どんな秘策が
飛び出したのでしょうか。
■益々求められる「聞く力」
長年実施されてきたセンター試験が
今年から大学共通テストになりましたが、
英語で大きく変わったのが
リスニングの問題です。まず配点ですが、
センターの時はリーディング200点、リスニング50点
だったのですが、共通テストになった途端
リーディング100点、リスニング100点と
両方共同じ配点になりました。
さらに、センターのリスニング問題は
2回読み上げられていたのですが、
共通テストでは、2回読みが大幅に減少。
「1回読み」が6問中4問になってしまいました。
このように、今まで
そこまで重要視されてこなかったリスニングに
急に比重がおかれ、難易度も上がったわけです。
この事態に慌てた巷の高校生達は
自分なりに対策を講じ、ある者は耳を慣らす為に
電車の移動中などに『TED Talks』のような
英語のプレゼンテーションの動画を見たり。
またある者は、聞くだけでは難しいので
音声を聞いて書き取るディクテーションを
やってみたりしたようです。
リスニング力を付けたいなら、
とにかく毎日英語を聞けば「耳」もそのうち慣れる
と誰しも思いがちですが、
それがなかなかそう簡単にはいきません。
何故なら、「話すと聞くは表裏一体」なので
英語を一言も発することなく
聞く力を付けるということは、
そもそも無理な話なのです。
また、ディクテーションも手間がかかるだけでなく
結局、書き起こした文字ばかりを追うので、
意外と音に集中できません。
共通テストのリスニングでは、耳からの内容を
即座に理解・解釈しながら、
設問の別の文を先読みしたり、答えを導き出す為に
ちょっとした計算を要求されたりします。
ですから、音声を聞きながら同じ内容の英文を
目で追っても、このようなテストへの
対応力を付けるのは、かなり厳しいのです。
それに、リスニング力をつけるには
残念ながら手っ取り早い方法など一切無く、
かなりの時間と手間をかけながら
(私の経験上、数年はかかるでしょうか)
徐々に慣れていくしか他に手がありません。
だから、なるべく早い段階から
対策を講じなければならないのです。
■「ドラゴン桜流」力の付け方
聞くだけではダメ。
ディクテーションも思ったほど効果的ではない。
では、ドラゴン桜流のリスニング力の付け方とは
一体どのようなものなのでしょうか。
ドラゴン桜の特別講師も
リスニング力を付ける為には
まずは英語を話す訓練から始めるべきである
と言っていました。
そしてその最初の取り組みとしてあげられたのが、
英語の歌を「口バクで物まねする」こと。
講師曰く、鍛えるべきは「耳」ではなく「顔」。
特に顔の「表情筋」。何故なら英語は大きく口を動かし
表情筋を使って言葉を発するから。
しかし、日本人はその表情筋をあまり使わないので
英語を発する為に必要な筋肉が備わっていません。
ですから、英語の歌を口バクで真似すれば、
表情筋が鍛えられる、というわけです。
そして、表情筋のウォームアップが
出来たところで次に進むステップが
「ぼぞぼぞシャドーイング」。
シャドーイングとは、英語の音声を聞き、
即座に復唱し続けるというもので、
同時通訳のトレーニングとして知られている手法です。
しかし、慣れないうちから大きく口を動かして
英語を話そうとするとしても上手くいかないので、
基本、小さな声でぼそぼそと話せば良いことから
「ぼぞぼそシャドーイング」と呼んでいるそうです。
ぼそぼそシャドーイングの具体的な進め方は、
以下の通りです。
①和訳を読んで、内容を頭に入れる。
↓
②今度は英文のスクリプトを読んで、和訳の内容が
英文だとこうなる、ということを理解する。
↓
③英文のスクリプトを読みながら、
ぼそぼそシャドーイングをする。
↓
④何も見ないでシャドーイングをする。
■「りんこ先生流」力の付け方
ドラゴン桜で指摘された「話すと聞くは表裏一体」。
まさに、おっしゃる通りです。
話す機能と聞く機能は連動しているので、
「人は、自分が発音できる音しか聞こえない。
だから、黙って聞いているのではなく、
同じように真似て言おう!」と、
私は常日頃から生徒達に言っています。
表現は違っても、英語を発することにより
聞くことが出来るようになる、
という考え方は全く同じです。
そしてその為に、ドラゴン桜が推奨しているのが
シャドーイング。
これは確かに効果的な手法ではありますが、
りんこ先生の場合、ドラゴン桜の手法を
さらに「発展」させたものにしています。
まず、ぼそぼそシャドーイングの
最初の2つのステップですが、
「①和訳を読んで内容理解→②英文を確認」
とあります。私が思うにこのやり方では、
英語の文の構造も日本語の意味も
結局ざっくりとしか分かってい為、英語もその意味も
正確に耳に入ってこないような気がします。
そこでりんこ先生の場合、
授業でこと細かく文の構造を分析・分解し、
その国語的解釈もきっちりと分かっている英文だけを
シャドーイングに使うようにしています。
そして、ぼそぼそシャドーイングの次のステップは、
「③英文のスクリプトを見ながら」とありますが、
いくら音声を聞きながらとはいえ、文字を見てしまうと
人間、視覚的情報の方が優勢になってしまい、
なかなか音に集中できません。それを回避する為に
りんこ先生の場合、文字から離れて早速「音声だけで」
シャドーイングをするように指示します。
生徒達は、文の構造を隅々まで分かり、
きちんとした和訳も全て把握しているので、もう皆、
「英語を英語のまま理解できる」状態となっています。
だから、いきなり音だけでやっても大丈夫なのです。
あとは、英語独特のリズムである
音の「強弱」や「上がり下がり」を意識してマネ、
「完コピ」を目指すように言います。
そしてぼぞぼぞシャドーイングの最後のステップは
「④何も見ないでシャドーイング」とあります。
具体的にどれくらい繰り返すかは
明示されていませんが、おそらく
「スラスラ言えるようになるまで」なのでしょう。
しかしりんこ先生の場合は、その程度では許しません。
「暗記するまで繰り返す」ように指示します。
そうなってくると、
相当回数繰り返すことになるわけですが、
それくらいやらないと、正しい音は発音できないし
聞こえてもきません。
だから暗記するまで繰り返すべきなのです!
しかも、そうやって暗記したものを
必ずクラスで私に向けて発表してもらうので、
皆必死にやります。そして発表を聞かせてもらう際、
生徒達が、どうしても上手く発音できていない音や、
単語がつながったがために変化して音が聞き取れず
同じように再現できない場合は、
私が全てその場で口移しで指導します。
これぞ帰国子女である、りんこ先生の強みです。
英語のどんな音も聞こえるし、
どのように変化しているか分かるし
勿論、自分でも言えるので、
私の発音を聞かせて真似をさせ、
徹底的に発音の矯正をします。
ドラゴン桜流と圧倒的に違うところ。それは、
このように、シャドーイングの最終段階で
本物の音を知り尽くしたりんこ先生が
直接発音をチェックし、
矯正して仕上げてくれるところ。
これで確実に、生徒達の発音はどんどん良くなり、
同時に、複雑な音も聞こえてくるようになるわけです。
当校では、スピーキングとリスニングの対策は
これだけしかやっていません。
しかし、この手法こそが
根本的なリスニング力向上につながるので
特別な対策をしなくとも、どの生徒も
英検のリスニングはほぼ満点を取ってきます。
また、今年の共通テストでは
リスニングの全国平均が5割の中、
当校の生徒は平均して7割は取れていました。
「りんこ先生流」のリスニング力の付け方。
かなり効果的だと思いませんか?
受験で益々求められる
リスニング力。
その力を付けるには
ただ聞いているだけでは
ダメ!!!
人は、自分が発音できる音しか
聞こえない。
だから
ネイティブの音声を
暗記するまでとことん真似て言えば
同時に
聞こえるようになる!
英語の音を全て知り尽くした
りんこ先生の
直接指導で
どんなに早い英語でも
キャッチできるリスニング力も
夢じゃない!
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