う~ん・・・困ったね~。
私は2年前にアメリカから来日し、
都内の英語学校で講師をしています。
英語講師の国際資格である
CELTAを取得しているので
その力量を買われての採用だったのですが、
どんなに一生懸命日本人に英語を教えても
なかなか伸びないんですよね~。
しかも最近、日本の政府が
英語が達者な先生では生徒が伸びない
という報告書を発表したとかで
正直、とても驚いています。
それって一体どういうことなんでしょう?
■英語達者な先生でも、生徒は伸びない
先日、文科省が2016年度の
「英語教育実施状況調査」
の結果を公表しました。
その中には、中高生の英語力のみならず
教員の英語力のデータも含まれていました。
具体的には、中3は「英検3級」、
高3は「同準2級」そして教員は「同準1級」
レベル以上の割合が調査され
都道府県別に公開されたわけです。
英検準1級レベル以上を取得している
教員の全国平均は、62.2%。
それを大きく上回る89.1%を獲得し、
栄えある全国トップとなったのは、香川県。
先生の英語力が高いということは、
生徒もさぞや・・・と思いきや
香川県の高3生は、
全国平均の36.4%を下回る34.0%しか
英検準2級以上のレベルに
達していなかったのです。
これはつまり、教員は優秀でも
生徒は伸び悩んでいる、
ということになるわけです。
実はこれは香川県だけの現象ではなく、
熊本県(4位)、愛媛県(6位)、
佐賀県(7位)など
教員の英語力が上位県の生徒ほど、
平均未満にとどまってしまっています。
「英語が達者な先生に優秀な生徒」
と必ずしもならないのが、実情のようです。
■一体なぜ、伸びないのか?
中学生の調査でも、
注目すべき結果が出ました。
中3の成績トップは奈良県でしたが、
教員の成績は平均をやや上回る程度。
中3の成績上位県は他に、
千葉県(4位)、群馬県(7位)、埼玉県(8位)ですが
これら全ての県の教員の英語力は、
意外にも全国平均を下回っているのです。
先生の英語力が高いと生徒は低い。
逆に、先生の英語力が低いと生徒が高い・・・。
どうしてこんなにも、
教師と生徒の成績がかみ合わないのでしょうか?
教育学を専門とする、
大阪産業大の八幡客員教授はこう指摘します。
「英語がもともと得意な先生は、
自分の得意な感覚で英語を教える傾向にあります。
しかし最初は英語が苦手だった先生は、
教える際に生徒の目線に立って工夫し、
分かりやすい授業をするよう努めるようです。
今回の結果はその表れかもしれません。
それにしても、文科省が生徒の成績と並べて
教員の成績を公表することは問題です。
これでは教員は、
自分の”英語力アップ”に走ってしまう。
英語ができることと教えることは
別物ではないでしょうか。
■大事なのは、教えるノウハウ
八幡客員教授がおしゃるように、本当に
「英語ができることと、教えることは別物」です。
いくら先生が英語ペラペラでも、
正しい学習法での指導
即ち「ノウハウ」が無ければ、
生徒に力は付きません。
それでは、英語力を付ける為のノウハウとは何か?
それはズバリ、
「五文型と品詞の機能」の理解です。
これが、英語を習得するうえで最も大事な、
基礎中の基礎であり、先生の能力に関係なく
生徒にきちんとした英語力を付ける
大きな鍵となります。
基礎というものは
「応用をきかせる為に大事なもの」ではありますが
決して簡単なものではなく、
むしろ奥が深く難しいもの。
だから繰り返しの学習をしていかなければ
決して身につきません。
そのためウィングローブでは、
この「五文型と品詞の機能」という
大事な基礎の指導に
毎回、徹底的に時間をかけています。
しかもこれを「サイトラ」という
同時通訳者のトレーニングと同じ
高度な手法を織り交ぜて、学ばせています。
この手法こそが、
私達が誇るウィングメソッドであり、
「誰でも必ず英語が出来るようになる」ノウハウ。
先生の能力に左右されない、
本物の英語指導法なのです。
先生の
英語力がどうであろうが
英語習得の鍵は
「五文型と品詞の機能」の理解。
それを徹底指導するのが
ウィングローブ!