新年を迎え、初詣で合格祈願をされた
受験生も多いことと思います。
センター試験に続き各大学の試験と、
決戦の時へのカウントダウンが遂に始まりました。
受験生諸君は寝食を惜しみ、
より一層頑張っていることと思います。
しかし残り時間が少なくなればなるほど、
気持ちはあせるもの。土壇場だからこそ
真有意義に過ごしたい、と皆さんそう思いますよね。
ではこの時期、一体何をどうすれば
結果に繋がるのでしょうか?
そこで今月号のりんこ先生は、
そんな悩ましい受験生にエールを送るべく、
この戦いに打ち勝つ為の本番直前までと本番当日の
つまり「するべき事」と「してはいけない事」を
ご紹介したいと思います。
■ 本番直前までのDos&Don’ts
第一に取り組むべき事は、当然ながら
センター前にはセンター対策を、 そしてその後は、
志望校の過去問を徹底的にやることです。
それにより問題の傾向が分かり、
自らの学習の方向性が見えてきます。
また、自分の苦手科目の勉強にも力を入れ、
弱点をしっかり押さえるようにしましょう。
そしてさらに、全ての「基礎の確認」も
必ず同時進行で行うようにしましょう。
これは非常に重要なことです。
散々勉強してきた事なのでもう分かっているだろうと、
誰しも思いがちです。
しかし実際は押さえが甘く、それが単なる
思い込みだったりする場合も少なくありません。
そうすると本番で急に迷いが生じ、通常では
考えられないようなミスをしてしまいます。
しかし基礎をきっちり確認できれいれば、
自信を持って解答することが出来ます。
いずれにしろ、もう時間が無いからといって、
過去問だけ、苦手教科だけ、基礎だけというような、
偏った学習をすると、自らの手で
墓穴を掘ることになるので、要注意です。
これら三つをバランスよくやっていく。
つまり「実践をやりつつ基礎を見直す」ことこそが、
本番直前の一番安全な勉強方なのです。
試験が近くなればなるほど、
不安な気持ちはどんどんと膨らんでゆきます。
そして周りも今まで以上に賑やかしくなり、
色々な情報が飛び交います。
それに敏感になりすぎると、
「そんな情報は知らない」とか、
「自分はまだそんなことはやっていない」等と、
焦ったり心配になったりして、
ここで急にやり方を変えたり
新しいことを始めたりしたくなります。
しかしそんな事に決して惑わされてはいけません。
ウィングローブの生徒は受験に打ち勝つ王道の
学習を積み重ねているので、
他の受験生達よりもはるかにしっかりと
準備が出来ています。だから大丈夫。
周りの雑音に惑わされることなく自分を信じ、
今までと変わらず、自らがやるべき事を
淡々とやってゆけば、何の心配もありません。
■ 本番当日のDos&Don’ts
英語の試験の直前に単語本にかじりつく・・・
これはよくある光景です。確かに何もしないよりは、
一つでも多くの単語を確認する方が
安心感はあります。しかし残念ながら、
それで英語の試験に挑む体制が
整うかというと、実際そうではありません。
では一体何をしたら良いのでしょうか?
それは「長文問題を1題解く」ということです。
これこそが、英語の試験直前の
大変効果的な準備法なのです。何故なら直前に
長文を読み、解釈し、問題を解くことで、
脳が英語回路に切り替わるからです。
すると試験が始まったと同時に
英文を頭から読みながらどんどん理解できるので、
問題を解くスピードが全然違ってくるのです。
バラバラな単語を1つ1つただ眺めているだけでは、
語順が大きく違う英語に脳はなかなか
切り替わってくれません。単語だけ では
対応しきれないのです。しかし文章単位だと
それが可能になります。よって試験場には、
是非長文の問題集を持って行き、
一題解いてから試験に臨むようにしましょう。
また、英語のCDのリピート、
及びシャドイングも効果的な準備になります。
ちゃんと内容がわかっている英語の文章を、
ネイティブのスピードにあわせて声に出して言うと、
耳から入る順番で脳は英語を理解し始めます。
その音のリズムとスピード感のまま長文を読むと、
文章を頭から難なく理解しながら読むことが
出来るのです。音の威力、本当に凄いです。
ウィングローブの生徒はこの演習を
とことんやっているので、その効果を
すでに実感しているはずです。まだ試していない方は、
是非やってみることをお勧めします。
そして試験中は、時間配分を考えながら
やりましょう。どんなに難しい問題が解けたとしても、
時間内に終らせなければアウトです。
試験中の「タイムマネージメント」は非常に重要です。
よって、わりと機械的に出来る文法問題を
先に片付けてしまい、長くて量も多い長文読解は
その後にやると、時間配分が上手くいきます。
また、ざっと見てわりと簡単そうな問題から
取り組む等、自分なりに工夫をし限られて時間を
有効に使えば、見直す時間の確保さえ可能になります。
受験には人生がかかっています。
ですから誰しも必要以上の点数を取ろうと、
物凄い気合で答案用紙に向かいます。
志が高いのは大変結構な事です。しかし、
この「自分史上最高得点狙い」の意識が、
逆にあだになる場合が多々あります。
一問も間違えてなるものか!
という思いがあまりにも強いと、
不思議なもので人の心理は急に変化し、
今まで何も疑問を感じていなかった事が
急に分からなくなったり、
迷って答えに躊躇する、
ということになります。
するとメタメタな結果に・・・。
それでは今までの努力が水の泡です。
受験はあらゆる条件が重なるので、
どんなに出来る人でも、なかなか
100%の結果は出せません。それに考えてもみて下さい。
満点を取らなくても、合格ラインさえ超えれば
合格できるわけです。何もそこまで
力む必要はありません。
大事な事は、余計な事は考えず
与えられた問題に無心に向かい、
そして普段どおりの力を最大限に出すのに
専念することです。
等身大以上でも以下でもなく、
そのままの自分を出し切る。
そうすれば大丈夫。
結果はおのずと出ます。
■ GOOD LUCK!
以上が、りんこ先生が受験生の皆様に捧げる
参考になりましたでしょうか?
あとは「人事を尽くして天命を待つ」だけですよね。
この1年とことん頑張ってきた皆さんです。
絶対に、大丈夫!!