大学受験、高校受験のウィングローブ英語塾。下北沢校です。

ググるとニブる⁈

下北沢校(2019年11月01日)

 

スマートフォンや携帯電話は

 

私たちの生活の中で、

 

もはや欠かせないものとなっています。

 

あるアンケート調査で若者に

 

「財布とスマホ。失くして困るのはどっち?」

 

と聞いてみたところ

 

「スマホ!」と圧倒的多数がこたえたそうです。

 

スマホ1台さえあれば、

 

殆ど何でも事足りる今の世の中。

 

分からないことがあれば

 

グーグルで検索しさえすれば

 

全ての答えはそこにある。

 

何て簡単で便利な世の中なんでしょう!

 

と、皆手放しで喜び、検索し放題なのですが

 

その一方で、

 

グーグルで何でも検索ばかりしていると

 

人間の思考低下を招く、

 

という研究結果が発表されています。

 

そう、「ググる」と頭が「ニブる」のです!

 

 

 

 

 

 

■ググる 問題点

 

 

ちょっと度忘れしても

 

自分で必死に考えて思い出すよりも

 

手元のスマホでとりあえず検索すれば、

 

その答えは素早く簡単に見つかる。

 

しかもその情報量たるや、驚きです。

 

ちょっとしたキーワードだけで

 

どんな情報でも入手できるという

 

グーグル検索の発展には

 

賞賛すべき点が多々あります。

 

しかし人がそればかりに頼りきってしまうと、

 

自分の頭を絞って考える機会が奪われ

 

脳の働きがどんどん低下してゆくと、

 

アメリカの研究者が警鐘を鳴らしています。

 

彼らは、ネット検索の弊害として

 

①出てくる全ての情報を真に受け、

自分でその情報の良し悪しの判断力を失う。

 

②表面的な認識に留まり、深く考えなくなる。

 

③検索で簡単に得た知識はすぐに忘れる傾向がある為、

また検索する事を繰り返すことになり

記憶力が低下する。

 

ということをあげています。

 

検索している姿は、傍目では

 

積極的に答えを求めているように見え、

 

能動的に思えます。しかし実際には非常に受動的で、

 

垂れ流された大量の情報を、ただ大口を開け、

 

全部受け止めているようなものなのです。

 

 

 

■ニブる もう一つの理由

 

 

子供たちの場合、学校や家庭で

 

スマホ使用に制限がある場合が多く、

 

大人みたいに何でも検索

 

というわけにはいきません。

 

それに、お勉強が

 

彼らの本分であるわけですから

 

あらゆる学問の学びを通して脳が活性化され、

 

思考力がどんどんついているはずです。

 

ところが、当塾で私の生徒を指導していると

 

必ずしもそうでないことに気づかされます。

 

例えば、英語を理解する上で一番大事なのは

 

五文型と品詞の機能の理解なので、

 

英語の文章を分析して訳しあげる前に

 

生徒にその表を暗唱させてから本題に入ります。

 

しかし、いくらその表を完璧に覚えていたとしても

 

その知識を使って英語の文章を読む、ということはせず

 

ふと頭に浮かんだことを良く考えもせず

 

単に吐き出す生徒もいるので、驚きです。

 

つまり、「それはそれ」「これはこれ」。

 

全て別物。情報が全くつながっていないのです。

 

この原因は、学校での情報量の多さや授業のやり方

 

によるものではないかと思われます。つまり、

 

①全ての教科において学校側から

常に多くの情報や課題を与えられるので

生徒は頭の整理がつかない。

 

②情報量が多いだけでなく進むスピードも速いので、

それについていこうとすると

全て表面的な認識に留まり、深く考える暇が無い。

故に、物事を関連付けて捉えられない。

 

③そういった状態で定期テストになると、

時間が無いこともあって、内容理解よりも

とりあえず一夜漬けの丸暗記で乗り越えようとする。

だからテストが終わると全てすっかり忘れる、

という事を繰り返す。

 

こうやってあげてみると、

 

今の学校教育の状況も、グーグル検索と

 

同じような弊害をもたらしているような気がします。

 

現に、学年が上がれば上がるほど、成績が下がってくる

 

という学校も多いですし、世界的に見ても

 

日本人の学力は以前よりもはるかに落ちています。

 

大量の情報とスピードを求める今の世の中。

 

その大きな原因は、過酷さを増す大学受験

 

であることは否めませんが、だからと言って

 

そんな方向にどんどん進んでいっても

 

全てが逆効果となり、思考低下に

 

拍車をかけるばかりのようです。

 

 

 

■サグる 頭の中

 

 

そういった世の中の動向に

 

危機感を持っている私達は

 

英語の学習を通し、少しでも生徒達に

 

思考力がつくような方式で指導をしています。

 

例えば、先ほども触れたように

 

生徒には英語で一番大事な知識である

 

文型と品詞の機能の表をまずは覚えてもらいます。

 

そしてそこからテキストの

 

英文を訳し上げながら、分析・分解をします。

 

例えば、He is Mike. という文章があったら

 

まずはV、つまり動詞はどれか聞きます。

 

すると生徒は当然ながら「 is 」と答えます。

 

それが動詞なら、その前にある

 

He がS、主語になります。

 

そして3つ目の要素の 「 Mike 」ですが、

 

これが O の目的語か C の補語か

 

見極めねばならないわけですが、

 

多くの生徒は文型表を覚えているにも関わらず、

 

考えもせずに平気で「 Oの目的語 」

 

と間違った事を言ったりします。そこで私は

 

「この動詞は何動詞?つまりbe動詞?一般動詞?」

 

と聞きます。すると生徒は「be 動詞」と答えます。

 

そしてさらに

 

「He と Mike はイコール?つまり同じ人?」

 

と聞くと、生徒は当然ながら「同じ人」と答えます。

 

すると、動詞が be 動詞で

 

さらには He と Mike がイコールという分析で

 

初めて Mike が C の補語で「 SVC の第2文型 」になると

 

分かってくれるわけです。

 

このように、必要な基本情報を覚えさせた後には

 

頭の中をどのように探ってその答えを導き出すか、

 

つまり、「考える道筋」まで教えているのです。

 

本当に必要な情報だけを与え、

 

そして常識的な時間をかけて

 

迷い、悩み、関連付けるという道のりを通ったのちに

 

答えにたどり着く。

 

これはまるで、パズルのピースを1つ1つ

 

組み合わせていくような手間のかかる作業です。

 

しかし、こうやって答えにたどり着く事こそが

 

思考力を育み、その答えに確信を持たせ、

 

強いインパクトを持って記憶に残るのです。

 

 

 

 

 

 

ネットで

 

「ググる」ばかりだと

 

頭が「ニブる」傾向に。

 

そして、学校での

 

詰め込みとスピードで

 

ますます頭が「ニブる」ぞ~!

 

だから頑張って自分の頭の中を

 

「サグろう」!

 

 

迷い、悩み、関連付けながら

 

頭の中の

 

バラバラになっている

 

パズルをつなげ

 

思考力をつけてゆこう!

 

ウィングローブ下北沢校なら

 

英語学習を通し

 

そのお手伝いが出来ます。

 

英語を

 

得意科目にしよう!

 

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