かなり前の事です。卒業生のH君から、[速読]の練習について質問をうけました。
140 words/minute が希望。 TOEICの為に取り組みたいと話しておりました。
彼の速読の訓練には、間違いがありました。初見の英文を使っておりました。
速読の練習には、正確に訳した精読を使います。
精読した文章を、ストップウォッチで、計りながら、[音読]します。
日本語と英文をドッキングさせながら、頭の中に刷り込みます。
咀嚼している文章を、日本語の意識がなくなるまで消化=完全暗記させます。
シャドーイングが付いている教材がベストです。
先日、今年慶応大学法学部の推薦入学で合格をいただいたばかりの生徒に、速読を試してもらいました。
高校教材 スプリームの精読の速読です。
各ページ、ストップウォッチで、時間を測って、音読して、結果を記録をしてもらいました。
彼女の場合、4回のシャドーイング、2回の暗記がすんでいる所もあり、手応えを感じました。
120 words /minute ―90%の理解度が目標です。
今後、高校2年生、スプリームの精読が済んでいる生徒達にも、ストップウォッチを持って、速読の練習を入れていくつもりです。
精読の文章を、速読で完全暗記したところで、初見の文章もスピードを持って読めるか? という質問も、
卒業生からありました。
日本語でも、日常の会話、仕事の文章では、使いこまれた表現の繰り返しです。
英語は、単語力、熟語力、構文把握力が基本です。
その応用で、スプリームの高いレベルの優れた表現を意識せずに駆使できるようになったら、
素晴らしいと思います。
授業・自己学習で使い込まれたスプリーム、速読の練習にこれ程良い教材はありません。
皆様の速読力アップを期待しております。