「 一つの和訳にこんなに時間をかけるのですか? 」
昨日、体験レッスンをうけられたご父兄からのご質問でした。
「 こういう経験は、お子さんは、初めてだと思いますから。」と、お答えいたしました。
体験レッスンでは、口頭で和訳をどんどん言ってもらいます。
私は質問ぜめ。
その場で、そのお子さんの理解度、習熟度を把握しょうとします。
どこが足りて、どこが足りないか?
良い所は、どこか?
そのお子さんの今後の課題等。
時には 意地悪な質問も含めて、品詞の理解、文型、構文を中心に、最後には、作者の意図、工夫、主題まで、及びます。
和訳は、子供達の理解度、習熟度を知る強力なリトマス試験紙のような役割をいたします。
最後に、「 こういう事を繰り返すと慣れてまいります。時間もかからなくなります。」
と、お話させていただきました。
長く在籍している生徒は、私の質問されるポイントが、予め予想できるようになると言っておりました。
上手く応えると、得意げな顔。
私は嬉しくて、励みになります。
より進んで、作者の論理構成、工夫が判れば、もう成功です。
和訳がすんだからと言って終わりではありません。
この後、何巡もシャドーイングしてもらいます。
苦労した和訳は、音として頭に残し、高度な英文を書く助けになればと願っております。
ウィングローブは、[繰り返し]がモットーです。
齋藤