鎌倉小町校の生徒さんたち。
鎌倉市内の公立小中学校や高校の生徒さんはもちろんですが、
少し離れた葉山町、横須賀市、横浜市金沢区、戸塚区、栄区などからも
公立、私立の小中高生が通ってきています。
また教室を開講して、今年で10年目になります。
入塾テストは行っていません。
ですので、英語に対しても様々な学力で入塾されます。教室での授業の
進め方は、基本的には同じですが、同じ空間、同じ曜日、時間帯で
授業を受けていても、生徒さんによっては理解度や進度はまちまちです。
ひとつのことをゆっくり理解する子も、すぐに理解できる子もいます。
だから一斉の授業はしないし、できません。
また授業の開始前や終了後に少し話をしてくれる生徒さんたちがいます。
普段通っている学校のこと。部活のこと、家族のこと。
これがなかなか興味深い。またとても考えさえられ、勉強になる
有難い時間だと思っています。
中には、学校に行きたくない。でも大学には行きたい。
勉強したい分野がある。そんな生徒さんもいます。
私自身、嫌なことがあったときに瞬間的に学校へ行きたくない!と
思ったことはあるものの、基本的には学校は大好きな生徒でした。
部活はきついけれど、友人たちと騒ぐのもおしゃべりするのも大好き
でした。
でも、そうでない子もいるのは想像できるし、理解もできます。
価値観、いや、感動の基準だって、ひとそれぞれです。
だから、じっくり、ゆっくり考える時間を持ってもいい。
学校ではない、違う場所で、それを考える時間を作ってもいい。
ここは、英語学習の教室ではありますが、英語学習を通じて、
英語の学力をつけてもらうのは勿論のこと、最終的な目標は、自立した大人
になること。
自分の頭で考えられる人になること。
英語ができれば、視野も活躍する分野も広がる。英語を強みにする。
何より、自分に自信を持つことができる。そんな人になってほしい。
そんな力を養える場所のひとつになれたら、そのわずかなきっかけにでも
なれたら、講師としてこれ以上嬉しいことはないです。
それには、個別対応は不可欠な指導法です。
できる範囲は限られてはいますが、ひとりひとりに対応した授業を
していきたいと日々思っています。
また進路指導アドバイザーの山口先生からは、
その非常に心強いバックアップもあります。これは本当に有難いです。
英語の本ではないですが、最近読んだおすすめの本です。
「学校に行きたくない君へ (全国不登校新聞社 編)」(ポプラ社)
あらためて、価値観はひとつでない、個別対応の意味を考えるのに
知恵をもらった本です。