T . M 上智大学 文学部国文学科
私は高3の4月から本格的に上智大学を第一志望として受験勉強を開始しました。私大入試には、受験生の大半が自身の得意な3教科に照準を絞ってハイレベルな知識を蓄えて入試に挑んでくるので、どれか1教科でも穴があると他の受験生に差をつけられてしまうという怖さがあります。ですが、ウィングローブ英語塾での授業や山口先生のご指導の通りに反復学習を地道に続けていたためバランスよく成績を伸ばすことができ、第一志望の大学に合格することが叶いました。
どの教科にも共通して重要なのは、「基礎」です。土台が脆いままレベルの高い問題に手を出しても実際に受験を戦い抜く力は身につかないのではないでしょうか。ウィングローブのノウハウは、英語は単語・熟語・文法、世界史は歴史全体の流れをしっかりと頭に入れてから応用的な問題に取り組むというものです。
正直、最初は成果がなかなか現れず辛かったです。特に世界史、模試の教科別判定がずっとEだったこともあり、学校で一問一答をしている子を横目に地道な勉強を続けていた時間は焦燥感に駆られていましたが、1冊目の教科書を終えると状況は一変、模試の教科別判定はAに急上昇しました。センターでも97点という自己最高点を叩き出すことができ、この勉強法でよかった、としみじみ感動したのを覚えています。
英語に関して言えば、基礎がある程度固まっていたので長文問題集を早いうちから進めてゆくことができ、受験を戦う上で、一番の武器になりました。
また、本部開催のセミナーや暗唱会に参加したことで、自分の得意・不得意が可視化するだけでなく、より実力のある人たちを目の当たりにし学習意欲を掻き立てられ、その後の勉強に大いに役立ちました。
面倒臭く思えるシャドーイングも、速読力・リスニング力の向上に欠かせないものでした。
成績が伸び悩んでいたころ山口先生に、「勉強はピラミッド型の容器に水を溜めるようなもの、段々水位が上がる速度は速くなってゆく」と教えていただいたのですが、本当にその通りです。知識の層がピラミッドの半分を通過すると、加速度的に応用力がついてきたように思います。これから受験を控えている人は、決して焦らず丁寧に強固な土台を築き上げてください。九仞の功を一簣にかくようなことにならないように、今やっている地道な作業を結果が出るまで続けてみてください。
そして受験生に私から1つアドバイスをするとしたら、模試の結果をいちいち気に留めないようにして欲しいです。私は模試の結果を過度に気にし、返却のたびにモチベーションが急落していました。今更ですがかなり効率の悪いことをしていたな、と思います。事実、11月の模試でD判定だった大学にも合格しています。くれぐれも、印字されたアルファベットに踊らされないようにしてください。
モチベーションが下がってしまった時や心が折れそうになった時、勝どき校の先生方や山口先生はいつでも相談に乗ってくださいました。1年間努力を重ね続けることができたのは経験のある先生方のサポートのお陰です。本当にありがとうございました。