その日のレッスンが終わり、一息ついたところで、家の電話が鳴りました。
「もしもし、Kです。長尾先生ですか?」
教室に来ている小6生のKさんでした。
「あの、あの、明日は学校で郊外学習があって、東京に行くので、少し、レッスンに、
遅れます。 そんなに遅れないかもですが、少し、遅れます。」
Kさんは、少し緊張した様子ですが、しっかりと、はっきりと伝えてくれました。
「はい、わかりましたよ。連絡ありがとう!では気をつけてきてくださいね。では明日ね。」
と言って電話を切りました。
学生の生徒さんでレッスンを都合でお休みしたり、遅刻する場合、
通常は保護者の方より連絡をもらっていますが、もうじき中学生になる生徒さんでは、
このように自分で直接連絡をくれる生徒さんがいます。
「教室に入るときは、あいさつをして、靴をそろえてから入ってきてね。
教室に入ったら、まずは物語文のスラッシュリピート&リスニング表を出してね。
自分でできることはきちんとやるんだよ。あいさつは大事ですよ」
と毎週、生徒さんたちには伝えてきました。
もっとも最近は言わなくても、教室に来ている生徒のみなさん、きちんとできるように
なっています。
Kさんのように、自分できちんと連絡してきてくれるのは、保護者の方のご協力も
ありますが、たいへん嬉しいことです。
教室では日頃より、英語を勉強することを通じて、
「自分のアタマで考えて行動すること」=「自立すること・自律すること」
を学んでほしいと、意識して指導にあたっています。