12月7日(土)午後
出口汪先生:現代文のカリスマ講師
木村達哉先生:天下の灘校の英語科現役教師でありユメタンなど著書多数、作家
お二人の
昨年関西学院大がで行われた絶妙な国語と英語の対談の第二弾
しかも、今回は京都寺町のお寺、天性寺での開催に
新幹線に乗って行ってきました。
主催は、京都の若いママたちが組織する団体
MaMan KYOTOさん
https://www.facebook.com/mamankyoto/videos/453597175358709/
若いママさんからの質問が、忘れかけた時を戻してくれました。
MaManさん「就学前にこれだけは、やっておいた方が良いことはありますか?」
出口先生:漢字です。
木村先生:経験値を上げる。
今まで行ったことが無いところへ連れて行ってあげることです。
(例として茨城県の水戸が挙げられていました。
いつ、どこで、なにと水戸が繋がるか分からない。とおっしゃっていました)
MaManさん「本を読まない子供に本を読ませるにはどうしたらよいですか」
出口先生:子どもたちは本を『読まない』のではなくて『読めない』のです。
『読める』ようにしてあげれば読みます。
読めるようにするには、まず漢字を読めて語彙を増やすこと。
英語で言う語彙が”単語”であるならば、日本語で言う語彙は”漢字”です。
木村先生:子どもが本を読まないと言う前に、大人が本が読んでいますか?
まず大人が読んで、その姿を子どもに見せることです。
家に本棚があることが大事です。
我が家は貧乏だったけれど、本は買ってくれた。
ドラえもんはええやつや!と父親がすべて買ってくれました。
非常に中身の濃い2時間でした。
私が印象に残った言葉
出口先生:他者意識を持つこと。相手が察してくれると思っていてはいけない。
むかつく:不快だ!誰か解決しろ!と言っている。
やばい:相手に察してくれ!と言っている。
察する文化にいる子どもたちが、一切察してくれない言語である”英語”ができるわけがない。
他者に言葉ではっきりと伝える国語の”論理力”をまず持たなくてはいけない。
木村先生:灘校は面倒見が悪いです。
面倒見がよいと、思考停止になる。
やたらと手を差し伸べると受け身になる。
これから確実に外国人が増えてくるのは分かっている。
どうして英語を勉強するのか深く考えるべきだ。
英語に限らず、これが出来るとどうなるんだろう?とものごとを考える。
機械的に何かを始めてもダメです。
ここには書ききれませんが、お二人の共同著書を読まれるとかなり追いつけると思います。
↓↓↓
国語と英語のカリスマ教師が教える
”AI時代の読む力”
出口汪氏・木村達哉氏著
講演会をきっかけに、晩秋の京都も2泊3日で満喫してきました。
<写真は来年掲載します>